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【講習会】3/12(月)“原子力発電とは何か,私たちはそれをどう捉えどのように進んでいくのか”【終了しました】

“原子力発電とは何か,私たちはそれをどう捉えどのように進んでいくのか”

学園では一年の締めくくりへの準備が始まり、時はもう春へと向かっています。昨年3月11日の東日本大震災から1年が経とうとしています。震災は今も様々な痛みと傷跡、原発や放射能の不安、課題を私たちに突きつけています。

さて、ゲーテアヌム科学部門代表ヨハネス・キュール氏がこの3月にアントロポゾフィー協会の招聘で来日されることになりました。そして、できるだけ多くのシュタイナー学校を訪問したいという意向を受けて、横浜シュタイナー学園でも子どもへの授業と保護者に講演を行っていただくこととなりました。

学園保護者対象の講習会ですが、午後の部は一般の方もご参加いただけます。
なかなか聞くことのできない内容ですので、ふるってご参加ください。

☆講座の主な内容☆

現代の快適な暮らしを支えるために不可欠となった電力ですが、その実態は水や空気のように身近にあるにも関わらず不可思議で、現代人はその正体を問うこともなく電力を消費し、それによる快適な暮らしへの感動すら失ってしまったかのようです。

ルドルフ・シュタイナーは「磁場のそのまた深くに“死せる光”として電気があり、そのまた深くに“死せる命”がある」と語っています。

福島原発事故後、私たちはその不可思議な“電力”による支配からの自由を試みることができるのでしょうか。

ドイツ・シューナウ村で実現された“電力の支配から自由になることを選択した街”の例をDVDで紹介し、私たちが未来に向けて責任を負ってゆくべき事柄について話し合いを持ちたいと思います。

講師紹介:

ヨハネス・キュール Johannes K 
物理学者。1953 年ドイツ・ハンブルグ生まれ。ヴァルドルフ学校訪問と農業の市民活動の後、ハンブルグとゲッティンゲンで物理学、数学、化学を学び、流動研究のためマックス・プーランク研究所での研究に従事、1982年から 1996年までシュトゥットガルト・ウーランヅヘーヘ・ヴァルドルフ学校の上級クラス物理、化学数学を教え、1996年からゲーテアヌムの自然科学部門代表。現在の関心と研究領域:20世紀の物理における境界体験。周辺色彩とゲーテ色彩論。自然科学における意識の修行、人間と技術。
安部由美子
ゲーテアヌム絵画学校に留学。米オレゴン州・ポートランドのメリルハースト大学で芸術療法を専攻。現在ドイツ・フライブルグ市近郊に暮らし、日本人留学生からなる「環境問題を考える会 エコ・フライヴィリヒ」で活動中。現在の主な研究テーマは「放射性物質に汚染された食料を食べるべきか」「フライブルグ市の環境政策とヴァルドルフ教育の関連」「瞑想的芸術活動と精神修行」

シューナウ電力供給会社 EWS(Elektrizitätswerke Schönau)について:

EWSはドイツ南西部の「黒い森」に位置するシェーナウ村(人口4500人)にあります。この会社は1986年チェルノブイリ原発事故を受け、子供達のことを心配した「親の会」から出発し、1997年にシューナウの住民によって設立された、再生可能エネルギーのみを扱う協同組合式の会社です。現在ドイツ全土にわたって12万人の顧客を持っていて、脱原発へ向かう市民活動が実を結んだ例として希望を与えてくれる電力供給会社です。
60分の上映を予定しているのは、このEWSの設立までのドキュメンタリー映像(60分)です。エコ・フライヴィリヒが日本語版に編集したものがあります。You Tube ではドイツ語版や関連の映像が観られます。

日時
2012年3月12日(月) 午後の部12:30?14:30
  • 12:30~13:30 DVD『シューナウの想い?自然エネルギー社会を子供たちに』上映
  • 13:30~14:00  質疑応答あるいは安部による補足説明
  • 14:00~14:30  ディスカッション 
進行役
安部由美子
参加費
無料(事前にお申し込みください)
会場
横浜シュタイナー学園 十日市場校舎
アクセスはこちらをご覧ください。
※上履きをご持参ください。
お申込
お電話、FAX、またはメールにてお申し込みください。
Tel & Fax 045-922-3107
e-mail gakuen-info@yokohama-steiner.com
以下のフォームからもお申込みできます。

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