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8/26(土)こどもといっしょのくらしかた

2017年9月20日

8月26日、学園を会場に開催した「こどもといっしょのくらしかた」には、多くの方にお越しいただきました。
スタッフによるレポートです。



つくづく思うのですが、人は”いきなり“何かになったりはしないのです。そういう意味で子どもが7歳になったから”いきなり“幼稚園生から小学生にはなりません。私たちの学校の小学1年生の学びのはじまりや生活習慣はとてもとても緩やかで、もしかしたら?!世間一般的なスピードではないかもしれないけれども、子どもたちの成長を考えた時には理にかなっていると思います。それは、子どもが大きくなって成長すればするほど、そう感じます。子どもたちの成長していくリズムに合わせて、彼らはここで学べているのだと思います。高学年になった時、周囲の大人が驚くほどの探求心と熱量を彼らが持ち合わせている理由(ワケ)は、彼らが”いきなり“成長したわけではなく、必要な時に必要な事を吸収して育っていったというシンプルなことが理由なのだと思います。

さて、前置きが長くなりましたが・・・ある日、保護者数人で「子どもが小さい頃、どんな生活をしていたか」というお題で盛り上がりました。妊娠中、出産、離乳食、はじめて立ち上がった時、はじめてしゃべった時、寝かしつけ?子どもがいる家庭であればどの家にも子どもにまつわるドラマがあります。そして、私たちは当然ながら“いきなり”母になったわけではありません。母になろうとして、みんなそれぞれ頑張ってきたんだろうなぁーと感じました。それから私たちは、子どもが小さかった頃に私たちが知りたかったこと・出会ったこと・何よりも子どものために良かった!と思ったことを、沢山の新しくお母さん・お父さんになった人たちと共有したいと思いました。そこで生まれたのが【こどもといっしょのくらしかた】というイベントです。残暑厳しい中、沢山の親子連れが会場となった学園に訪れてくれました。はるばる来てくださって、有難うございました。もう小さい子を抱えていない私にも、子どもたちに大切にしてあげたいことはなんなのか、再び深く思いを馳せました。この親子のフェスティバルを来年もまた開催できたら良いなと、今は思っています。一つでも多くの家族にとって、楽しい夏の1日となっていれば幸いです。

【こどもといっしょのくらしかた】には、多くのシュタイナー園の先生が賛同してくださり、活動してくださいました。会場の様子を少しご紹介します。
<シュタイナー園の保育室を完全再現>
布やひもや椅子を使って遊んだり、先生と一緒に輪になって歌ったりしました。大人は色々と会場を見てみたいものですが、子どもたちはこの部屋でひたすら遊ぶことがやっぱり好きなようで、「あそこに戻りたい!」と泣いている子を何人も見かけて、可愛かったです。
<人形劇>
「おおきなかぶ」と「がらがらどん」を上演。とてもシンプルな人形劇ですが、物語に入り込んでいく子どもたちの姿はいつ見ても美しいです。
<座談会>
「お母さんになること・お父さんになること」「子どもの気持ち」という2つの座談会を開催。現役の幼稚園の先生と話すことで、参加者の方々の子育ての不安が安らいでいくようでした。
<講演会「子どものくらし ハレとケ」>
子どもが繰り返し同じ毎日を過ごすことの大切さを話していただきました。
<親子オイリュトミー/ライアーコンサート/セルフケア>
はじめての体験だった方もいらしたと思います。まずは、体験して感じることが大切です。また、どこかで機会を作りたいと思います。
<ワークショップ&販売>
色んな園が、たくさんのワークショップを用意してくれました。手をつかうワークショップは、やっぱり温かい☆感謝を込めて…「横浜シュタイナーどんぐりのおうち」「横浜シュタイナー子どもの園」「青葉シュタイナーこどもの家」「ルンビニー・わらべ園」「うみのこびと-葉山シュタイナーこどもの家」「横須賀シュタイナー子どもの家(旧名称: 横須賀シュタイナーこども園)」「ゆめの木ぼっち」「星の金貨」
そして・・・学園保護者による子どもに食べさせたいカフェメニューと、手作りシロップのかき氷は手前味噌ですが、ものすごーく美味しかったです。一人ではイベントも子育てもできません。来てくださった方にも、スタッフになってくださった方にも、すべてに感謝の一日でした。
(学園公開グループ 藤好千晶)