特別講座「こどもと暮らし」に参加して

2018年10月31日

とてもとても暑かった今年の夏の始め、宮地陽子先生(横浜シュタイナーこどもの園)による「こどもと暮らし」講座が開催されました。
妊婦さん、乳幼児の子育て中の人だけでなく、学内の低学年や小さな弟妹のいる保護者の方に向けて、としても企画されたこの講座、参加いただいた学内保護者の方に感想を寄せていただきました。
(勉強会G/5年鈴木しのぶ)


宮地先生は8/25「こどもといっしょのくらしかた」でも座談会をしてくれました 写真はその時の様子です

7月の中旬に開催された、妊婦さん・乳幼児家庭向けの特別講座「こどもと暮らし」に参加してきました。第二回目の講師は横浜シュタイナーこどもの園の宮地陽子先生でした。

子どもは体と精神の成長の過程の中で、その時々にテーマを持っており、幼児期は「正しい呼吸を整え、体を整える」時期であるということをわかりやすく話してくださいました。

こうした、幼児期の子どもについての話を私も何度か聞いてきたのですが、先生によって表現が少しづつ違ったり、子どもの月齢によっても違う角度からの理解が深まり、自分の中に染み込んでいくように感じます。

少しして、宮地先生が用意されていたワークが始まりました。配られた紙には横長の線が五本、平行に並んでありました。その線の上に自分の人生で節目となった出来ごとに印を付けていきます。他の線には、パートナーや子どもの分も同様に、それぞれ書き込みます。両親や義両親の分も書いてみるといいですよ、と宮地先生。

作業を始めると、たった数年前のことなのに頭が混乱して、家族分書き込むには時間内に終えられませんでした。

そんな私が宮地先生の講座の感想を言葉にしあぐねていると、他の方がこんな感想をシェアしてくれました。

「視点を広げてみる、人生を俯瞰で見る、ということを、いろんな角度から伝えてくれた感じがしました。子育て中、目の前のことに必死になって浸りきるからこその醍醐味もあるけど、それだけだと苦しくなる時もあるから、時々視点を広げることを思い出せるといいよね、というメッセージを、私は感じました。」

(まさにそういうことだった!と、思えました。私は、作業にばかり頭がいきすぎて、少し離れて見ることができていなかったのですね…)

たしかに、私たちは子どもと向き合いすぎている時や忙しくている時など、いろんな思考や感情、情報などに支配されがちです。そんな時にふと視点を広げるきっかけや、そのためのやり方がわかると、まるで状況が変わってしまうことがあります。私は、そうした体験をいくつもしてきました。それは特に、娘とシュタイナー幼稚園に通い始めてからです。

幼稚園に通いながら、自分でも人智学について学ぶ機会に時々触れていく中で、自分の視点を変えたり、広げるためのヒントをいくつもいただいてきました。学んだことがいつもうまくいくわけではありませんが、それ以前と比べると子どもと向き合うことが随分と楽になりました。それだけでなく、自分がこの人生を歩んでいく上でとても必要なことを教わっていると感じています。

私が子どものために選んだと思っているシュタイナー教育も、子どもが私をここに導いてくれたと言えるかもしれません。そう思えてくると、少しづつ何かが変わっていくようです。

この日、宮地先生は時間のある限り、参加者からの質問に答えてくださり、あたたかいエールを送ってくださいました。宮地先生に優しく包んでいただいたような時間でした。ありがとうございました。

(3年生保護者 松山ちかこ)