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11/22(金)23(土)開催 8年生劇

2019年11月14日

11月12日(火)に、8年生劇「お気に召すまま」(ウィリアム・シェイクスピア作)のゲネプロが行われました。
シュタイナー学校には欠かせない、8年生までの学びの集大成ともいわれる劇です。学びとしての詳しい話は、本番が終わった後に、担任の先生からのレポートを待つとして、私は親として、ゲネプロを見て感じたことを書かせていただきます。

ゲネプロの舞台設営。8年生が描いた背景幕

この日は初めて本番で立つステージで通し稽古をしたのです。座席数はなんと500!普段練習しているオイリュトミー室の2倍はあろうかというステージで、客席の一番後ろまではうんと遠く感じます。そんな大きな会場の、私は一番後ろで見ていたのですが、どの子の第一声もしっかり聞こえて、ほっとしました。
衣装を着、舞台メイクを施した彼らの立派な姿を見ても、およそ8年前1年生だった姿をすぐに思い出せます。「あらまた背が伸びた」「すっかりお姉さんになって!」「ついに声変わりしたか〜」などなど、一人ひとりの成長を感じていました。それぞれの個性もわかっているので、お芝居の中でのみんなの頑張りにも共感できるのです。
自分のことを振り返ってみれば、私自身の中学時代、人前で演技するなんて、恥ずかしくて考えられませんでした。シュタイナー学校の子どもたちとて、思春期真っ只中ですから、そういう気持ちもあるでしょう。声が思うように出なかったり、喜怒哀楽の感情を表現したり、難しことも多々あると思います。先生が言うように、8年生劇には「自分の今」を見つめ、殻を破って乗り越えていくという大きな学びもあるのですね。
今日のゲネプロには、担任以外の先生たちもサポートに来てくれていました。都合のつく親たちも、荷物運搬やメイク、照明などを手伝っています。この子たちはこうやって、たくさんの大人たちに見守られながら育ってきたんだなあと、この8年を思いました。あたたかい気持ちに包まれていたからこそ育まれたものもたくさんあったことでしょう。

8年生によるチラシと読み込まれた台本

通し稽古の詳細はどうだったのか、ということはもちろん本番までのお楽しみとさせていただきますが、みんなここまで本当によく頑張っていることが伝わってきました。本番まであと1週間。ここからまた良くなっていくよ、と先生方は言います。伸びしろがある!若さっていいな〜と、母はただニコニコと見守っています。
会場は学園がある緑区の緑公会堂です。例年、高い倍率の中、会場を押さえるのも大変なのですが、今年は子どもたちを育んでくれた地元で開催できることも嬉しく思っています。
子どもたちの姿をどうぞ見にいらしてください。応援してくださったらありがたいです。
(5・8年生保護者 中島美穂)

8年生劇「お気に召すまま」
日時 2019年 11月22日(金)・23日(土祝)
12:30開場 13:00開演
会場 緑公会堂 (横浜市緑区総合庁舎内) 横浜市緑区寺山町118
入場料 無料
対象年齢5年生以上
お申込詳細はHPをご覧ください。
8年生劇「お気に召すまま」上演のお知らせ