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3年生の家づくりが始まりました

2018年11月13日

3年生の大きな学びといえば家づくり!横山クラスでは10月に入ってから子ども達が動き始めました。今年はどんな家を造るのだろう?何も知らぬまま、保護者も材料集めのお手伝い。新治市民の森愛護会の方々に今年もお世話になって竹集めです。雨で一週間延期になった10月20日の土曜日は、なんともすがすがしい秋空でした。子どもと一緒に朝9時前に学園に集合しました。横山先生の男手募集の呼びかけに、お父さん達はどんな集まり具合かな?と思ったら、いるわいるわうじゃうじゃ9人も、全く雨後の筍の如し!お母さん達やかわいい兄弟児ももちろんいました。

出発前の先生の説明では、どのくらい竹を取ってくるのか?でしたが、去年の某先生はすぐ終わったと言っていたらしい。では“30分で終わるな”と思いました、が・・・大甘でした。

先生と子ども達を先頭に森へ行儀良く並んで歩いて、池ぶち広場に到着。途中で、後ろのお父さんが、愛護会の人かな話しかけられて何かもらってるぞ、何だ?なんとオスのカブトムシでした。「ああ、こんな時期なのにカブトムシ!」「こりゃ、子どもに見せたら仕事にならんぞ」という事で帽子にひた隠し。その後そのお父さんのペットになりました(多分)。竹林に移って子ども達は3、4人チームに分かれ、愛護会の方々が倒した竹を切る役、押さえる役、運ぶ役、切った竹の枝を落として片付ける役と交代で担っていきました。親も子ども達のチームに入って働きました。家造りの工程中はこのチーム活動で作業していく事が大事なそうな。横山先生が、後で解説くださいました。大きな柱となる太い竹、床や屋根となる竹、壁となる竹。次から次へと切って運んで集まってくる。

すごい量で60本くらいでしたか?一時間半位かかりまして全然30分ではありませんでした。しかし、子ども達は生き生きとよく働きます。子ども達は池ぶち広場へお弁当に、お父さん達大部分は愛護会の方が、2往復して学園に運んでくれた竹を校庭積み卸しに移動です。校庭に子ども達が掘った柱の穴や溝を見ながら、どんな家ができるのやらとお父さん同士で会話が弾みました。果ては自分たちも作りたいね?などと竹をしげしげと眺めたり重みを味わったり、みんなやりたくてたまらなそうで、中身は3年生と変わらないお父さん達だなと自分を含めて感じました。

切り出してきたたくさんの竹

搬入に時間がかかり、残念ながら戻って子ども達と一緒にお弁当を食べる事が出来ませんでしたが、一転、校庭でシート広げて車座になって父親ランチ会になりました。これはこれでかなり楽しかったです。
先生と子ども達が戻ってきて、竹を整理し直し、先生は試しに子ども達に4本の柱竹を立てさせてみました。大人からしてもかなり重い竹のはずなのに3、4人で穴に差して立てられました。力強くなったな、しっかり地を踏みしめて仕事をするようになって来たんだなというのが、一生懸命協力しながら竹を立てる姿から伝わってきて結構感動しました。横山先生の「失敗するかもしれないけれど自分たちでやってみさせる」という言葉にも、この3年生達が一つの重要な学びの機会を迎えていることの緊張感を感じました。

お父さん達の手伝いももっとあるのかと思っていましたがここまで。一緒に楽しみながら手伝いたい気持ちもあるけれど、それを抑えて、子ども達が自分達の力を発揮できるのを見守るのが大事なんだと思います。子ども達がどうか十分にこの家づくりを体験できますように。みなさまも、よろしくお見守りください。先生方には、毎年貴重な学びの機会をありがとうございます。市民の森愛護会の方々にもいつもご協力感謝です。
(3、9年保護者 鈴木直亮)

どんな家ができるかな