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日々の行いがカルマを作る。〜 見ること、聞くこと、話すこと 建築を通して 全三回に参加して〜

2018年4月8日

春です!学園前の桜は、例年より早く花びらを舞い散らし、新しい1年生の子どもたちを待ちわびているかのようです。

昨年度開かれた「建築講座」の感想文を保護者が寄せてくれました。
学園では、今年度もたくさんの公開講座の開催を予定しています(もちろん建築講座もあります!)。WEBサイトで最新の情報をご確認の上、ぜひご参加ください。



「よかったら遊びに来てね」
入学後のある日のこと、朝の送迎が終わった私はお庭の会のメンバーから一枚のチラシを受け取りました。
建築家・講師/岩橋亜希菜氏を迎えての建築講座。
チラシを受け取ったときの素直な気持ちは「学園で実施される講座の中で建築は私に一番関係なさそうな話だなぁ」という後ろ向きなもの。

チラシをすぐに折り畳み手帳に挟み込んだ、学園に息子を送り→仕事→お迎え→帰宅の怒涛の日々を過ごしていたある日、仕事のスケジュールが変わって、毎週火曜は休みとなり、
私は、友達を誘って映画にでも行こうかと思いながら手帳を開いた、、、その時、挟み込んでいた建築講座のチラシと目が合った。

3回の連続講座はすべて火曜だった。「この講座に参加しなさい」と誰かが耳元でそう囁いたかどうかはわからないけれど、気が付けば最初の講座の日にちを迎えていました。

最初の講座は7月11日(火)
シュタイナー建築ってなに?
シュタイナー建築ってどこにあるの?(講座の中で学園がシュタイナー建築であることを知る)
体からこぼれんばかりのハテナを持って参加した私ですが、講座が終わってみれば「シュタイナー建築面白い!私、この学園にしてよかった!岩橋亜希菜さんがとっても気になる!」
とすっかり講座を楽しんでいました。
亜希菜さんが現在手掛けている幼稚園の話。これまで手掛けた建築の写真を見ながら聞いた話はすごく心に響くものばかりでした。
そして、自分には関係ないと思って参加したはずなのに、この講座を通してシュタイナー教育についてのいろいろな疑問が納得の方向に進みだした事を肌で感じることができたのです。

二回目の講座は10月10日 (火)
前回の講座からこの日までの間に、私は少しでもシュタイナー教育についての理解を深めたくて、猿谷先生(※広報注:学園オイリュトミー教師)の読書会に参加もした。
R・シュタイナー著「神智学の門前にて」を読了し、シュタイナー建築についてインターネットや、図書館でも調べた。
講座の中でいつか行きたい公園として、家族で何度か話したことがある「トーベ・ヤンソンあけぼの子どもの森公園」がシュタイナー建築と分かりうれしくなったし、先生が手掛けている北海道の建築物や、個人のお宅の写真も見ることができた。
そして講座の最後には先生や参加者の方といろいろな話もした。初日の緊張はなく心から講座を楽しめました。

最後の講座は2月6日(火)
講座の中での先生の発言で今でも印象的なのが「日々の行いがカルマを作る」という言葉と、「自分自身が今楽しんでいるか」というものです。
私はまちがいなく学園生活が楽しい(子供の方がもちろん楽しいだろうが)。だから「はい!」と元気いっぱいに答えた。
知らないこといっぱいだけど、シュタイナー教育や、シュタイナーさんについて知ることは楽しい。
建築講座に出て、よりシュタイナー教育を身近にも感じたし言葉に出来ない満足感がこの講座の中にはありました。
建築の話を通して聞いた12感覚について、プリペアド・ピアノ、惑星についての話も興味深いもので帰宅したあともいろいろと調べました。
建築講座を通していろいろなことを自分で調べてまた世界が広がった気もしますし、知識を得ることができたのはありがたいです。

講座のあとから我が家に訪れた変化もありました。
それは、子供の寝顔を見ながらシュタイナー教育を選んでよかったなぁと思うことが増えたことです。
それは私の中にまたシュタイナー教育が少し入ってさらに温かく子供を包むことができた事にあると思います。
講座で聞いた話の具体的な内容はあまり書いていませんが、それはまた講座があるならばそこに参加したときのお楽しみにしてもらいたいので控えました。
次回建築講座があるなば、シュタイナー建築についてよくしらないし、理解できるかわからないと思っているような方に是非参加をおすすめしたいです。
なぜなら、それは講座を受ける前の私だからです。

主催したお庭の会の皆様ありがとうございました。当日のおひさまカフェのお菓子やパンも最高でした。そして講師・岩橋亜希菜さんに感謝を込めて。
(2年保護者 林恵子)