前回の 「手仕事」篇に引き続き
春と秋、学園保護者を対象に年2回開催される「校内研修」に寄せられた、親たちからの素朴な疑問と素直な感想をご紹介します。
今回は、シュタイナー学校ならではのユニークな教科 音と一緒に身体を動かす「オイリュトミー」
~参加したお父さんの感想をお届けします~
9月4日。小雨降る土曜日、校内研修に向かいました。
選んだのはオイリュトミー。
他の教科より体が動かせること(頭を使わない?)を主眼に「シュタイナー学校はオイリュトミーでしょう」とうそぶきながらの参加です。
講座は少人数で贅沢な時間。
先生の最初の問い「何を期待して来ましたか?」に悩みつつ、他の方の「発達段階へのオイリュトミーの影響を知りたい」「何故卒業してもオイリュトミーをしたいと言うのだろうか?」という素直な疑問に同調して開始。
最初はオイリュトミーが各学年の教科全体をベースで支えている図解から。
フワフワしてお空の上の様な1年から、地上で言葉を持ち動き出す3〜4年生。これら段階に合わせてオイリュトミーがあると理解しました。(この辺り難しかった)
先生は「オイリュトミーをする姿でその子がどの段階にいるのか解る。だからオイリュトミーの先生は、みんな偉そうにしているでしょ?」とチャーミングな笑い。
その後ピアノに合わせ実際に体を動かしました。
前後左右の動き、母音に合わせた動き。この辺り分からなくとも体に覚えさせるのが大事で、先生は「それぞれ意味はあるのだけれど、”絶対”教えない。」とこれまたチャーミングな笑い。
言語や発声について研究している卒業生が「だからオイリュトミーでこの動きだったのか」と気付き、先生に教えたのだと嬉しそうに話をしていました。
その後は5人で作る星の動き。周りを感じて動きました。自分で気付くこと、周り(世界)の中の自分を感じること、これらとても教育的な内容を、ひとつの芸術の中に併せ持っている。
オイリュトミーはスゴイものなのかも。。と思いながら時間は終了。
素敵な時間でした。
(4,7年保護者/父)
親たちの持つ素朴な疑問
「発達段階へのオイリュトミーの影響を知りたい」
「何故卒業してもオイリュトミーをしたいと言うのだろうか?」
そのこたえは自分自身の身体で感じてみるしかありません。
大人のための「オイリュトミー」、一緒に動いてみませんか?
10/11(月)公開講座「大人のオイリュトミー」
お申込み締切は10/4(月)です