アドヴェントを迎える

2018年11月27日

たくさんのお客様をお迎えする「アドヴェントのつどい」はいよいよ12月2日(日)。みなさまどうぞ遊びにいらしてくださいね。 さて、保護者たちの準備も大詰めです。11月14日には、準備のための全体ミーティングが行われました。 本当に、保護者がつくりあげる学校なんだなぁ、とつくづく思う。 ここ横浜シュタイナー学園では、季節の祝祭をはじめ、学園で開催されるほぼすべての催しに保護者の密な関わりが必須である。NPO法人の学校なのだから当然といえば当然の話だが。その中でも春のオープンデイ、冬のアドヴェントと、年二回の一般公開イベントは、学園をまだ知らない一般の方々にもシュタイナー教育を体感してもらうことができる数少ない機会として、計画も準備もさらに念入りなものとなる。 二学期は子どもたちにとってももちろん充実の時期だ。3年生の稲刈りや家づくり、初めての外泊体験である5年生の山の学校、1、2年生だけが体験するマルティン祭などもすべて二学期の行事だ。今年は、9年制教育の学びの締めくくりともいえる8年生劇も予定されている。この時期の学園保護者たちの辞書に『暇』という文字はなく、その手帳にはびっしりと予定が記されていることだろう(…たぶん)。 そんな二学期もいよいよ終盤にさしかかる12月2日(日)、冬の一般公開イベント『おやこでむかえる アドヴェントのつどい』がついに開催となる。 11月に入り、最終打ち合わせのためのミーティングが開かれた。当日、学園で体験できるのはふわふわの羊毛をつかったワークショップや、落ち葉を踏みしめながら静かに体験する蜜蝋ろうそくづくり。淡々とした語り口の静かな人形劇は毎年大好評で、開場とともにチケットがなくなってしまうこともある。 1階カフェと販売ブースには毎年手づくりのお菓子と雑貨が所狭しと並び、大盛況となる。眺めるだけでも嬉しい、美しいヘクセンハウス(クッキーハウス)や、厳選された材料で丁寧にこしらえたお菓子。暖かな毛糸やふわふわの羊毛で丹念につくられた小物など、他ではなかなか手に入らないものも実は多い。この学園のお母さんの手づくりの完成度は半端ないのだ。ここ数年はオトナ買いして帰られるお客さんも少なくはない。カフェでは温かく滋味あふれるやさいスープ、校庭のお父さんカフェでは今年の新しい試みとして羊飼いのシチューをふるまうことになった。 書き出せばきりがないくらい、この『おやこでむかえる アドヴェントのつどい』というイベントは、学園の『手づくり』が堪能できる一日だ。それはそのまま、この学園の教育が子どもの中に育むもの~手間暇をかけることの確かさ・暖かさ~を体現している一日、ともいえるだろう。訪れた人の心にそんなほっこりとした小さな温もりを手渡すことができたら、その温もりを頼りに今度はまた違う場所で集うこともできるかもしれない。そうして少しずつ、共感する仲間が増えるといい。私自身そんな風に願いつつ、日々に追われながら準備にいそしむ学園保護者の一人である。 (広報の会 石倉義子) ※12/2(日)開催「アドヴェントのつどい」詳細は、こちら

3年生の家づくりが始まりました

2018年11月13日

3年生の大きな学びといえば家づくり!横山クラスでは10月に入ってから子ども達が動き始めました。今年はどんな家を造るのだろう?何も知らぬまま、保護者も材料集めのお手伝い。新治市民の森愛護会の方々に今年もお世話になって竹集めです。雨で一週間延期になった10月20日の土曜日は、なんともすがすがしい秋空でした。子どもと一緒に朝9時前に学園に集合しました。横山先生の男手募集の呼びかけに、お父さん達はどんな集まり具合かな~と思ったら、いるわいるわうじゃうじゃ9人も、全く雨後の筍の如し!お母さん達やかわいい兄弟児ももちろんいました。 出発前の先生の説明では、どのくらい竹を取ってくるのか?でしたが、去年の某先生はすぐ終わったと言っていたらしい。では“30分で終わるな”と思いました、が・・・大甘でした。 先生と子ども達を先頭に森へ行儀良く並んで歩いて、池ぶち広場に到着。途中で、後ろのお父さんが、愛護会の人かな話しかけられて何かもらってるぞ、何だ?なんとオスのカブトムシでした。「ああ、こんな時期なのにカブトムシ!」「こりゃ、子どもに見せたら仕事にならんぞ」という事で帽子にひた隠し。その後そのお父さんのペットになりました(多分)。竹林に移って子ども達は3、4人チームに分かれ、愛護会の方々が倒した竹を切る役、押さえる役、運ぶ役、切った竹の枝を落として片付ける役と交代で担っていきました。親も子ども達のチームに入って働きました。家造りの工程中はこのチーム活動で作業していく事が大事なそうな。横山先生が、後で解説くださいました。大きな柱となる太い竹、床や屋根となる竹、壁となる竹。次から次へと切って運んで集まってくる。 すごい量で60本くらいでしたか?一時間半位かかりまして全然30分ではありませんでした。しかし、子ども達は生き生きとよく働きます。子ども達は池ぶち広場へお弁当に、お父さん達大部分は愛護会の方が、2往復して学園に運んでくれた竹を校庭積み卸しに移動です。校庭に子ども達が掘った柱の穴や溝を見ながら、どんな家ができるのやらとお父さん同士で会話が弾みました。果ては自分たちも作りたいね~などと竹をしげしげと眺めたり重みを味わったり、みんなやりたくてたまらなそうで、中身は3年生と変わらないお父さん達だなと自分を含めて感じました。  搬入に時間がかかり、残念ながら戻って子ども達と一緒にお弁当を食べる事が出来ませんでしたが、一転、校庭でシート広げて車座になって父親ランチ会になりました。これはこれでかなり楽しかったです。  先生と子ども達が戻ってきて、竹を整理し直し、先生は試しに子ども達に4本の柱竹を立てさせてみました。大人からしてもかなり重い竹のはずなのに3、4人で穴に差して立てられました。力強くなったな、しっかり地を踏みしめて仕事をするようになって来たんだなというのが、一生懸命協力しながら竹を立てる姿から伝わってきて結構感動しました。横山先生の「失敗するかもしれないけれど自分たちでやってみさせる」という言葉にも、この3年生達が一つの重要な学びの機会を迎えていることの緊張感を感じました。 お父さん達の手伝いももっとあるのかと思っていましたがここまで。一緒に楽しみながら手伝いたい気持ちもあるけれど、それを抑えて、子ども達が自分達の力を発揮できるのを見守るのが大事なんだと思います。子ども達がどうか十分にこの家づくりを体験できますように。みなさまも、よろしくお見守りください。先生方には、毎年貴重な学びの機会をありがとうございます。市民の森愛護会の方々にもいつもご協力感謝です。 (3、9年保護者 鈴木直亮)

特別講座「こどもと暮らし」に参加して

2018年10月31日

とてもとても暑かった今年の夏の始め、宮地陽子先生(横浜シュタイナーこどもの園)による「こどもと暮らし」講座が開催されました。 妊婦さん、乳幼児の子育て中の人だけでなく、学内の低学年や小さな弟妹のいる保護者の方に向けて、としても企画されたこの講座、参加いただいた学内保護者の方に感想を寄せていただきました。 (勉強会G/5年鈴木しのぶ) 7月の中旬に開催された、妊婦さん・乳幼児家庭向けの特別講座「こどもと暮らし」に参加してきました。第二回目の講師は横浜シュタイナーこどもの園の宮地陽子先生でした。 子どもは体と精神の成長の過程の中で、その時々にテーマを持っており、幼児期は「正しい呼吸を整え、体を整える」時期であるということをわかりやすく話してくださいました。 こうした、幼児期の子どもについての話を私も何度か聞いてきたのですが、先生によって表現が少しづつ違ったり、子どもの月齢によっても違う角度からの理解が深まり、自分の中に染み込んでいくように感じます。 少しして、宮地先生が用意されていたワークが始まりました。配られた紙には横長の線が五本、平行に並んでありました。その線の上に自分の人生で節目となった出来ごとに印を付けていきます。他の線には、パートナーや子どもの分も同様に、それぞれ書き込みます。両親や義両親の分も書いてみるといいですよ、と宮地先生。 作業を始めると、たった数年前のことなのに頭が混乱して、家族分書き込むには時間内に終えられませんでした。 そんな私が宮地先生の講座の感想を言葉にしあぐねていると、他の方がこんな感想をシェアしてくれました。 「視点を広げてみる、人生を俯瞰で見る、ということを、いろんな角度から伝えてくれた感じがしました。子育て中、目の前のことに必死になって浸りきるからこその醍醐味もあるけど、それだけだと苦しくなる時もあるから、時々視点を広げることを思い出せるといいよね、というメッセージを、私は感じました。」 (まさにそういうことだった!と、思えました。私は、作業にばかり頭がいきすぎて、少し離れて見ることができていなかったのですね…) たしかに、私たちは子どもと向き合いすぎている時や忙しくている時など、いろんな思考や感情、情報などに支配されがちです。そんな時にふと視点を広げるきっかけや、そのためのやり方がわかると、まるで状況が変わってしまうことがあります。私は、そうした体験をいくつもしてきました。それは特に、娘とシュタイナー幼稚園に通い始めてからです。 幼稚園に通いながら、自分でも人智学について学ぶ機会に時々触れていく中で、自分の視点を変えたり、広げるためのヒントをいくつもいただいてきました。学んだことがいつもうまくいくわけではありませんが、それ以前と比べると子どもと向き合うことが随分と楽になりました。それだけでなく、自分がこの人生を歩んでいく上でとても必要なことを教わっていると感じています。 私が子どものために選んだと思っているシュタイナー教育も、子どもが私をここに導いてくれたと言えるかもしれません。そう思えてくると、少しづつ何かが変わっていくようです。 この日、宮地先生は時間のある限り、参加者からの質問に答えてくださり、あたたかいエールを送ってくださいました。宮地先生に優しく包んでいただいたような時間でした。ありがとうございました。 (3年生保護者 松山ちかこ)

8/25「こどもといっしょのくらしかた」を開催しました

2018年9月9日

酷暑といわれたこの夏も元気に乗りきった子どもたちの声が響き、学園の2学期が始まりました。夏休み中の8月25日(土)には、霧が丘校舎を会場に乳幼児がいる家庭に向けたイベント「こどもといっしょのくらしかた」を行いました。 以下、「こどもといっしょのくらしかた」スタッフからの報告です。 9月になりました。みなさま、お元気でしょうか? この夏の猛暑、ちいさい子と過ごす日々は沢山の工夫が必要だったかと思います。 子どもは自分では、なかなか休憩を取れないので、 どうぞそばにいる大人が「休憩しようね!」と一声かけてあげてくださいね。 さて、8/25の「こどもといっしょのくらしかた」には、たくさんのご家族に参加していただき、有難うございました。どのご家族もお子さんと一緒に、その時を楽しく過ごしてくださっていたようで、嬉しく思っています。 ワークショップや遊びの部屋、人形劇など、お子さんと楽しめる時間のほか、小児科医や幼稚園の先生と一緒に子育てを考えられる・学べる喜びも詰まった1日でした。 神之木クリニック山本忍先生の講座では、予防接種のことや、病気との付き合い方など、ちいさいお子さんを育てている上で誰もが抱える悩みについての質問が多くありました。「お母さんが、お子さんのためにと考えた結論であれば大丈夫。子どもはそれが必要なことなんだとちゃんとわかっていますから」といった、先生からのあたたかなお話に、ウルウルと目頭が熱くなっている親御さんの姿がありました。 幼稚園の先生とは、「焦らない子育て」「「怒りんぼ母さんにならないために」というこれまた子育て中には、思わずウンウンと うなずいてしまうようなテーマで、ざっくばらんにお話する機会を持つことができました。 それらの内容が、ちいさな子と暮らす日々のヒントに1つでも2つでも助けになれば嬉しいです。 私たちスタッフは、ちいさな子の姿を見ながら「あー!うちの子もあんな風にヨチヨチ歩いていていたわ!」と、若干のノスタルジーを感じながら、今は今で、日々を大切に過ごしたいなと思えた1日でした。 どうも有難うございます。今後も、色んな形で「こどもといっしょのくらしかた」で皆さんとお会いできるのを楽しみにしています。 (こどもといっしょのくらしかたスタッフ一同)

オープンデイ&学園祭開催!

2018年6月12日

6月16日(土)は、オープンデイと学園祭の日。 保護者や高学年生徒たちの準備もいよいよ佳境に入っています。 オープンデイ実行委員に、オープンデイや学園祭の見どころを聞きました。 6月6日(水)、オープンデイに向けて、保護者による最終確認の会議が行われました。 「深くて本質的な学園を知ってもらいたい」という教員の言葉に凝縮されるように、今年の目玉は、〜シュタイナー学校の魅力発見~「エポック授業』」と「9年間の子どもの成長とカリキュラム」の講演会です。 卒業生も来る予定です。 大人のための体験授業や個別教育相談室もすべて保育がありますので、どうぞこの機会に私たちの教育に出会っていただけますことを心より待ち望んでいます。 十日市場校舎で開催する学園祭では、高学年生徒が劇と音楽発表をします。子どもたちは、カフェや縁日、アトラクションなど景品を手づくりして、ちいさな子どもたちも楽しめるように 準備しています。 ぜひ、一生懸命な生徒たちに会いに来て、見て、食べて、遊んでいってください。 霧が丘校舎では、お母さんカフェによる優しいスープとヘルシースイーツ、お父さん屋台によるお子様でも食べられる辛くないカレーなどを用意しています。 お子さんと楽しめるワークショップも。室内ではヤシャブシのミツバチが、校庭では地域の方からいただいた木でペンダントが作れます。宝船も動きます。 2階では小さなお子様も静かにみいってしまう人形劇「あかずきん」も上演します。 保護者による手づくり品販売のオススメは、「光の刺繍」製品。斜めの線だけの動きが不思議です。 スクールショップでは、書籍やおもちゃ、授業で使う文房具も販売しています。 今年は近所で取れたてのはちみつも仲間入り。 どの場所でも、来てくださった皆様との出会いを楽しみにお待ちしています。 お気軽に名札をしている保護者、教員に話しかけてくださいね。 皆様のお越しをお待ちしています。 (オープンデイ実行委員 3・9年鈴木真奈美) *オープンデイ&学園祭の詳細と最新情報は、学園サイトでご確認ください。 https://yokohama-steiner.jp/?p=11811

『お花し会』を開きました

2018年5月31日

学園を支えるたくさんの保護者の働きのひとつに、校舎内や祝祭、イベントなどの時にきれいなお花をしつらえる「お花係」があり、子どもたちは、みずみずしく美しい植物を身近に感じています。 先日、「お花係」による『お話し会』ならぬ『お花し会』が開かれました。 5月29日(火)にお花係の企画として、『お花し会』をおひさまの部屋で開きました。この会は、季節のお花を持ち寄って、お花のアレンジメントを作りながら、ざっくばらんにおはなししましょうというもの。 入学して間もない1年生クラスの保護者の方々向けに開きましたが、他の学年の方々も来てくださり、楽しい会になりました。 ダンスパーティーという素敵な名前の紫陽花、ラベンダー、アイビー、八重のドクダミ、美女柳などが集まりました。 自己紹介をし、それぞれが好きなお花を言ったり、お花の思い出話などを話しながら、お花をオアシスにさしていく。この花可愛いね、いい香りがするね、と、お花があると心も晴れやかになりました。 出来上がったお花かごは霧が丘校舎の玄関に飾っています。十日市場校舎の玄関にも飾っています。 秋頃に第2回を企画しようと思っています。 (お花係/2年生保護者  伏見あかね)

国連 SDGs(持続可能な開発目標)と学園

2018年5月20日

今年度から、学園のホームページやチラシなどに、このカラフルなロゴマークがついています。お気づきでしたか? 昨年11月には学園の講師が、パシフィコ横浜で開催された「SDGs こどもワークショップ」でファシリテーターを務め、ワークショップ「世界がもし100人の村だったら」を行いました。 (※ワークショップ「世界がもし100人の村だったら」にご興味がある方は、こちらのルポをご覧ください。https://yokohama-steiner.jp/series/11749/) さて、近頃話題のSDGsと学園の関係とは…? 学園の活動グループ「ユネスコスクール」からの投稿です。 最近、マスコミの報道でSDGsが話題に上ることが多くなりました。 2015 年、国連は「我々の世界を変革する:持続可能な開発のための2030アジェンダ」を採択しました。この計画には、「貧困をなくす」「飢餓をなくす」「すべての人に健康と福祉を」「質の高い教育をみん なに」などの17項目が掲げられており、この17項目を2030年までに達成しようという国際目標がSDGs(Sustainable Development Goals)なんです。 色とりどりのロゴマークが作られているので、目にした方も多いのでは。この目標は、各国政府、企業、NGOだけでなく、地域社会や個人の共通の倫理基準としての活用が期待されています。 もちろんユネスコスクールは重要な担い手です。2011年にユネスコスクールに認定された横浜シュタイナー学園は、良質な ESD(持続可能な開発のための教育)の教育実践とともに、ユネスコ本部の気候変動アクション参加等を通じてSDGs に貢献しています。 学園のカリキュラムは非常に優れた環境教育の体系をもっています。たとえば、動植物の学びを環境と関連付けて学び、植物の部位ごとの燃焼の違いから生物を構成する様々な物質が環境から取り込まれては環境に還っていく循環に目を向け、地球規模の現象と人間自身を含めたミクロな現象が関係し合っているという視点を育む、というように。このカリキュラムは、2014年に国連ESDの10年の最終年に日本で開催されたユネスコスクール世界大会の記念刊行物『ユネスコスクールESD優良事例集』に収録され、英訳版も作られて世界中の教育者や政府関係者、環境NGOなどの人々に届けられました。 このような優れた活動が認められ、横浜シュタイナー学園は2016年に文部科学省から「サステイナブルスクール」の称号を受けました。2018年度からは、「ESDの深化による地域のSDGs推進事業」に位置づけられ、地域と結びついたESDの取り組みによってSDGsのゴールを目指すことが期待されているのです。 学内では、このことを意識した上で、SDGsロゴマークの積極的使用について話し合い、使用しています。 (ユネスコグループ/事務局 佐藤雅史)

小鳥パンを担当して

2018年4月26日

ちょっぴりの緊張とそれを大きく上回るワクワク感で迎えた新年度。 1年で最初の祝祭である春祭りには、入学したばかりの1年生も参加します。 春祭りでは毎年、保護者が、子どもたちのために「小鳥パン」と呼ばれる かわいらしいパンを焼くのが恒例になっています。 さて今年の小鳥パンも美味しく出来上がったでしょうか。 3年生保護者によるレポートです。 4月16日月曜日、待ちに待った新一年生の初登校の日。学園では一年生と上級生の対面式の後に春祭りが催されました。在校生と教員たちが一年生を迎える春の祝いとして、毎年行われています。 校庭で歌を歌ったり、うさぎや鳥やひよこの形をした在校生の手作りの宝物を探し終えると、最後に小鳥の形をしたパンを全員でいただきます。この「小鳥パン」と呼ばれるパンを焼く係を、3年生保護者が担うことになっています。 全部で 150羽焼くのですが、今回、私も焼く係のひとりでした。ほとんどパンを焼いたことがないにもかかわらず、係に立候補したのです。 思い出すこと2年前、長女が春祭りを楽しんでいる間、私は隅で様子を見させてもらっていました。子ども達と先生方にパンが配られた後、保護者にもパンが配られたので、ひとつ手に取りました。 そしてあろうことか、私はいただいたパンを見て、全く別の動物だと思い込んでしまったのです…。(焼いてくださった方、私の想像力が足りずに申し訳ありません!) でも、そんな経験が、パンを焼く自信が全くない私の背中を押してくれたともいえます。 練習で何とか小鳥のような形になり、ほっとしたのも束の間、本番を仕込む時間がやってきました。生地を休ませていると、他の保護者から様子伺いの連絡がやってきました。「調子はどお?」と、写真つきです。近況を報告し合っていると、突如、悲鳴が飛び込んできました。 「ぎゃー!二次発酵中に小鳥がみんな合体した!」「首も落ちた!(発酵中に生地がだれてきて胴体から頭が落ちること)」「もはやこれは小鳥なのか…」「毎年事件が起きる」 にぎやかなやりとりに励まされながら、作業を続けましたが、二次発酵を終える頃までに予想外のことが起きたりして、あくせくしました。 小鳥の形はさまざまあり、どんな形に成形してもいいのですが、私は発酵中に頭が落ちてしまう「ゴトリパン」にならないように、頭と胴体の一体型にしました。なのに、くびれが全くない上、二次発酵で膨らみすぎたため、まるでエイのように仕上がってしまいました。(空よりも海を泳いでいそう…) 嘆いていると、娘が「いいんだよ!パンがあればいいんだよ!」と、一生懸命フォローしてくれました。その一生懸命さに、母は苦笑い…。 当日、きっと子ども達にはちゃんと小鳥に見えたはず、と信じています。でも念のため、ここに書き留めておきたいと思います。 みなさん、春祭りで配られたパンは紛れもなく、全て「小鳥」でしたよ! (3年保護者 松山ちかこ)

日々の行いがカルマを作る。〜 見ること、聞くこと、話すこと 建築を通して 全三回に参加して〜

2018年4月8日

春です!学園前の桜は、例年より早く花びらを舞い散らし、新しい1年生の子どもたちを待ちわびているかのようです。 昨年度開かれた「建築講座」の感想文を保護者が寄せてくれました。 学園では、今年度もたくさんの公開講座の開催を予定しています(もちろん建築講座もあります!)。WEBサイトで最新の情報をご確認の上、ぜひご参加ください。 「よかったら遊びに来てね」 入学後のある日のこと、朝の送迎が終わった私はお庭の会のメンバーから一枚のチラシを受け取りました。 建築家・講師/岩橋亜希菜氏を迎えての建築講座。 チラシを受け取ったときの素直な気持ちは「学園で実施される講座の中で建築は私に一番関係なさそうな話だなぁ」という後ろ向きなもの。 チラシをすぐに折り畳み手帳に挟み込んだ、学園に息子を送り→仕事→お迎え→帰宅の怒涛の日々を過ごしていたある日、仕事のスケジュールが変わって、毎週火曜は休みとなり、 私は、友達を誘って映画にでも行こうかと思いながら手帳を開いた、、、その時、挟み込んでいた建築講座のチラシと目が合った。 3回の連続講座はすべて火曜だった。「この講座に参加しなさい」と誰かが耳元でそう囁いたかどうかはわからないけれど、気が付けば最初の講座の日にちを迎えていました。 最初の講座は7月11日(火) シュタイナー建築ってなに? シュタイナー建築ってどこにあるの?(講座の中で学園がシュタイナー建築であることを知る) 体からこぼれんばかりのハテナを持って参加した私ですが、講座が終わってみれば「シュタイナー建築面白い!私、この学園にしてよかった!岩橋亜希菜さんがとっても気になる!」 とすっかり講座を楽しんでいました。 亜希菜さんが現在手掛けている幼稚園の話。これまで手掛けた建築の写真を見ながら聞いた話はすごく心に響くものばかりでした。 そして、自分には関係ないと思って参加したはずなのに、この講座を通してシュタイナー教育についてのいろいろな疑問が納得の方向に進みだした事を肌で感じることができたのです。 二回目の講座は10月10日 (火) 前回の講座からこの日までの間に、私は少しでもシュタイナー教育についての理解を深めたくて、猿谷先生(※広報注:学園オイリュトミー教師)の読書会に参加もした。 R・シュタイナー著「神智学の門前にて」を読了し、シュタイナー建築についてインターネットや、図書館でも調べた。 講座の中でいつか行きたい公園として、家族で何度か話したことがある「トーベ・ヤンソンあけぼの子どもの森公園」がシュタイナー建築と分かりうれしくなったし、先生が手掛けている北海道の建築物や、個人のお宅の写真も見ることができた。 そして講座の最後には先生や参加者の方といろいろな話もした。初日の緊張はなく心から講座を楽しめました。 最後の講座は2月6日(火) 講座の中での先生の発言で今でも印象的なのが「日々の行いがカルマを作る」という言葉と、「自分自身が今楽しんでいるか」というものです。 私はまちがいなく学園生活が楽しい(子供の方がもちろん楽しいだろうが)。だから「はい!」と元気いっぱいに答えた。 知らないこといっぱいだけど、シュタイナー教育や、シュタイナーさんについて知ることは楽しい。 建築講座に出て、よりシュタイナー教育を身近にも感じたし言葉に出来ない満足感がこの講座の中にはありました。 建築の話を通して聞いた12感覚について、プリペアド・ピアノ、惑星についての話も興味深いもので帰宅したあともいろいろと調べました。 建築講座を通していろいろなことを自分で調べてまた世界が広がった気もしますし、知識を得ることができたのはありがたいです。 講座のあとから我が家に訪れた変化もありました。 それは、子供の寝顔を見ながらシュタイナー教育を選んでよかったなぁと思うことが増えたことです。 それは私の中にまたシュタイナー教育が少し入ってさらに温かく子供を包むことができた事にあると思います。 講座で聞いた話の具体的な内容はあまり書いていませんが、それはまた講座があるならばそこに参加したときのお楽しみにしてもらいたいので控えました。 次回建築講座があるなば、シュタイナー建築についてよくしらないし、理解できるかわからないと思っているような方に是非参加をおすすめしたいです。 なぜなら、それは講座を受ける前の私だからです。 主催したお庭の会の皆様ありがとうございました。当日のおひさまカフェのお菓子やパンも最高でした。そして講師・岩橋亜希菜さんに感謝を込めて。 (2年保護者 林恵子)

公開講座・多面的シュタイナー考察「医学」

2018年2月19日

1/28(日)神之木クリニック・山本忍先生(学園校医)による「4つの臓器に学ぶ」 〜 満員御礼ありがとうございました。〜 講座などに出かけて行くと、その場のライブ感はもちろんのこと、数日経ってから、ふと気づくことがあったり、そうか!と腑に落ちる時があったり、そんな余韻も、まさに醍醐味だなぁと、いつも思います。 毎回ライブ感から余韻まで、たっぷり味わえる忍先生のお話、身近な質問に答えていただきながら、随所に気になるキーワードがたくさん飛び出し、参加者の皆さんが深くうなずく姿が印象的でした。 シュタイナーの言葉の中で、とてもよく出てくる「認識」についてのお話は、あらためて深く意識するきっかけをいただきました。 そして、何か物事が起きた時に、自分の捉え方次第で、世界の見え方は一変するということ、自分は何を見て、何にフォーカスしていくのか、ということを、ほんとうにあたたかさを持って伝えていただいたように思います。 忍先生、ありがとうございました。 以下、アンケートより参加された方の感想です。(抜粋) ●とてもよかった。 ありがとうがスタート地点という教えは何にでも通じていると思いました。 ●とても興味深いお話ばかりでした。 もっとお聞きしたいと思いました。 日々の在り方、問い直されました。 また今日から一歩ずつ今を楽しく生きていきます。 ●すごくよかった。 認識すること、中庸すること、悪いと思っている中の良さを見て感謝すること、大事にしたいと思いました。 ●色々な事が一人の人と(自分と)繋がっていることを感じました。 「認識する」ということで、怒りや不安が消えるということに納得しました。 晩秋「手足口病」になったので、今日のお話を聞いて今が楽しみになりました。●感謝することの大切さを改めて知りました。自分の中のご先祖様や育ててくださっているすべてに感謝して毎日を過ごしていきたいと思います。素晴らしい講座をありがとうございました。 ●「怒り、恐怖は認識すると消える」という言葉が心に残りました。 次回3/19(月)には、今年度最後の講座、 連続講座・多面的シュタイナー考察その4農業「土のこと地球のことを考える」 があります。どうぞ奮ってご参加ください。 (勉強会グループ 4年生保護者  鈴木しのぶ)