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卒業プロジェクト発表

2022年3月15日

先だっての週末
[卒業プロジェクト発表]が行われた。
教員、保護者たちが心待ちに楽しみにしている
発表のひとつだ。

コロナ禍以前は希望者はだれでも参観可能だったこの発表も
やむを得ず、今年は参観できる学年を絞っての開催となった。

 

この[卒業プロジェクト発表]で
9年生たちは
[8年劇]においてはクラス全員で協力しあって立った大舞台に
今度は一人で立ち向かうことになる。
当日の緊張はさぞかしだろう。

 


 

15歳の彼らの、個性に満ちたテーマ選びと
「今」できることを駆使して発表に向かう真摯な姿。
見守り、聴き入る大人たちの温かい空気とまなざし。
それらすべてが醸し出す
なんともいえない温かな空間。

 

この発表を参観する度に
わたしたちは自ずと
9年生一人ひとりの個性を
さらに深く知ることになる。
 


 
そして毎年思うのだ。
もっと早く、もっと長く、この子たちを見ていたかったな、と。
 

彼らの旅立ちの時はもうすぐそこだというのに。
 

ちなみに
今年の彼らのテーマは
言霊、アフリカ医療と教育、腹話術、陰陽五行説、ロボットとの共存、合気道。
バラエティに富みすぎるくらいだ。
これがまたこのクラスの面白いところだった、と
あらためて認識する。

 

なにより
個人的に一番素敵だと思うのは
子どもたちの緊張の面持ちが一気に解けて
笑顔が満面にあふれだす
質疑応答の時間。

ほんとにみんないい笑顔なのだ。

・・あれ? 
「満面」の笑顔を、私は確かに見た(気がする)。
マスクは確かにしていたけど。

 
 

今の彼らにできることは
数年たった彼ら自身には
拙く思えることもあるのかもしれない。
 
でもそんな出来栄えよりもなによりも
やるだけやった、という瞬間のあの笑顔
その瞬間を忘れないでいてほしい、と思う。

 

(8年生保護者)