学園では一年を通してさまざまな場面でろうそくを灯します。
毎朝の詩の朗誦、先生の素語り、お誕生日の時など。
先生がシュッとマッチをすり、ろうそくの芯に火を灯すと、たちまち教室はあたたかな光とほのかな甘い香りに包まれます。
そんな毎日の学校生活になくてはならないろうそくは一年に一度、保護者の手によって作られます。

大量のミツロウを溶かし、枝に結びつけたタコ糸を液状のミツロウにそっと垂らして引き上げる。また垂らして引き上げる。この作業を繰り返し行うと美しいろうそくの出来上がり。

甘い香りに包まれて、和気あいあいとおしゃべりをしながら行うろうそくひきの時間は、毎年訪れる特別なお楽しみ。
子どもたちが大きくなったとき、ろうそくの香りや柔らかな炎が、あたたかな想い出として一人一人の心に残っていたら嬉しいなと願いながら、今年も準備に励むのでした。

※写真はろうそく引き用のミツロウブロックを細かく砕いている様子。毎年5年生の保護者が担います。
5年生保護者


















