5月9日(土)、学園保護者を対象とした校内研修と、子どもたちの全校ピクニックが行われました。
朝、子どもたちは十日市場校舎裏のだんご山公園に集合し、三保念珠坂公園へのピクニックへと出発していきました。9年生に手を引かれ、嬉し恥ずかしといった可愛らしい1年生も見送ってから、保護者は十日市場校舎での研修に向かいました。
学園では年間を通して内外に向けた大人の学びの機会がたくさんありますが、この日は保護者を対象とした講座で、「子どもとメディア」がテーマでした。子どもたちがピクニックに行っている時間の開催で、保護者にとって関心の高いテーマだったこともあり、およそ80名もの参加がありました。
はじめに進行役の6年生担任・長井先生から、「日々、保護者の方からメディアに関する相談は多いが、『○○は〜歳からOKです』といったマニュアル的な答えはできない(子どもたちには“教科書を使わない教育”をしているというのに!)。それよりも、教員と保護者が一緒に考える機会を度々つくったほうが良いと思った」というお話がありました。
保護者は7〜8人のグループに分かれ、TV・パソコン・携帯・スマートフォンというお題に沿って話し合って寸劇をつくり(シュタイナー学校ならでは!?)、最後に披露することに。そんな無茶振りなワークショップにも臆すること無く演じる保護者の生き生きとしていたこと!会場のオイリュトミー室が笑いの渦に包まれました。時間内に収まらず発表できないチームもあるほど白熱しましたが、学年を越えてメディアとの関わりについてざっくばらんに話し合えたのは、有意義な機会でした。
その後は保護者も30分ほど歩いて念珠阪公園に向かい、子どもたちと合流し、帰宅方面ごとに6つのグループに分かれてお弁当をいただきました。同じ地域にどんな方がいるのか、お互いの顔を知っておくことは、普段の交流はもちろんのこと、災害時にも大きな意味を持ちます。
食後は、有志の「おやじの会」の盛り上げもあり、大人も子どもも入り交じり楽しい時間を過ごしました。
学びあり笑いあり、充実の1日でした。
(広報の会 なかじま)