先だっての週末
[卒業プロジェクト発表]が行われた。
教員、保護者たちが心待ちに楽しみにしている
発表のひとつだ。
コロナ禍以前は希望者はだれでも参観可能だったこの発表も
やむを得ず、今年は参観できる学年を絞っての開催となった。
この[卒業プロジェクト発表]で
9年生たちは
[8年劇]においてはクラス全員で協力しあって立った大舞台に
今度は一人で立ち向かうことになる。
当日の緊張はさぞかしだろう。
![](https://waldorf-yokohama.sakura.ne.jp/newsite/wp-content/uploads/2022/04/blog_project_2-1-450x300.jpg)
15歳の彼らの、個性に満ちたテーマ選びと
「今」できることを駆使して発表に向かう真摯な姿。
見守り、聴き入る大人たちの温かい空気とまなざし。
それらすべてが醸し出す
なんともいえない温かな空間。
この発表を参観する度に
わたしたちは自ずと
9年生一人ひとりの個性を
さらに深く知ることになる。
![](https://waldorf-yokohama.sakura.ne.jp/newsite/wp-content/uploads/2022/04/blog_project-1-450x300.jpg)
そして毎年思うのだ。
もっと早く、もっと長く、この子たちを見ていたかったな、と。
彼らの旅立ちの時はもうすぐそこだというのに。
ちなみに
今年の彼らのテーマは
言霊、アフリカ医療と教育、腹話術、陰陽五行説、ロボットとの共存、合気道。
バラエティに富みすぎるくらいだ。
これがまたこのクラスの面白いところだった、と
あらためて認識する。
なにより
個人的に一番素敵だと思うのは
子どもたちの緊張の面持ちが一気に解けて
笑顔が満面にあふれだす
質疑応答の時間。
ほんとにみんないい笑顔なのだ。
・・あれ?
「満面」の笑顔を、私は確かに見た(気がする)。
マスクは確かにしていたけど。
今の彼らにできることは
数年たった彼ら自身には
拙く思えることもあるのかもしれない。
でもそんな出来栄えよりもなによりも
やるだけやった、という瞬間のあの笑顔
その瞬間を忘れないでいてほしい、と思う。
(8年生保護者)