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学園周辺ぐるっと探訪会

2021年6月28日

 


6月の初め。
学園事務局長である佐藤さんの案内のもと、子どもたちと縁のある学園周辺の散策に参加しました。

校舎移転ができないかチャレンジしてきた場所と建物は、教職員と先輩保護者のみなさまが、子どもたちの環境を如何に改善しようと努力されてきたかを知るための足跡のようでした。

そして、校舎のそとで、公園、体育館、運動場を借りながら、たくましくも体をのびのびと子どもたちが育んでいることを佐藤さんから伺いました。
限られたなかで、地域に溶け込んで活動できている子どもたちの様子を知ることができました。

 

ここでも、無いものを我慢するというよりも、限られたなかで努力してきた足跡と、今も歩き続けている姿を感じました。

確かに無いものもありますが、学園の子どもたちが得ている恩恵、築いてきた「あるもの」も、たくさん、案内して頂きました。

 

3年生で米を育てるたんぼ

  


近隣の乗馬クラブ

 
 
 
 

 
 
 
 

学園の子どもたちは、里山に入り、自分たちで竹を切って、家を建てます。
田んぼで、お米を育て、それを釜で炊いて、食します。
畑で野菜も育てます。
近隣の大学に保存されている土器を目にしながら、郷土史を学びます。
乗馬クラブで生きている馬を観察します。

 

 

ホタルが現存する新治市民の森は、地域の人が大切に守られてきた都会のオアシスです。

 

現在では、情報化社会が進み、机上のパソコンで多くが解決します。子どもたちは、オアシスを身近にのびのびと感性を育みつつ、情報社会と距離をおいた環境で学びますが、街中の喧噪から離れることは難しい。そんななか、どんな人に成長するのか、想像がつきません。しかし、将来、現社会へと適応する際に、数式とドットでは学び得ない子供たちの持つ感性は、きっと何か、失ってはいけない人間らしさを後世に伝えてくれるだろうと期待させてくれます。



 

オアシスから出て、創造できる人になりますように。

 

学園が大切にしてきて、築いてきた環境を実感できる散策になりました。

 

そうそう、緊急避難場所など大事な案内もあり、防災場所も教わりました。地域と学園にまつわる「佐藤さんの生きた知識」に驚いた一日でもありました。

 

(1、2年生保護者)

 


次回の「学園周辺ぐるっと探訪会」は10月開催です。
学園の子どもたちを包む秋の里山を一緒に歩いてみませんか?

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