子どもたちの放課後の大事な遊び場でもある学童保育[ペレの家]。
大人たちがほどよく距離を取りながら見守る空間で、子どもたちは教室とはまた違った顔を見せてくれます。
毎月初めに全校保護者へと届けられる[ペレ通信]をブログでもお届けします。
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学園前の桜並木は赤や黄色の葉を落とし、萱場公園ではどんぐりが地面を埋め尽くさんばかりです。日差しが和らいで、晴れた日中は屋外がとても気持ち良い季節ですね。子どもたちも優しい秋の風に誘われるように、外遊びをすることが増えてきました。
校庭では何度もふるいにかけたサラサラの砂に水を入れて、泥の団子やケーキを作ることが流行っています。ペレにやってきてすぐに取り掛かり、何時間も黙々と作業をして、片付けはさよならの会が始まるギリギリになってしまうほどの入れ込みようです。この一団は雨の日にも、学園の置き傘を組み合わせテント代わりにして工房を開いていました。
萱場公園でも、秋のアイテムを扱うお店が開店しました。クヌギやコナラのどんぐりや、赤や黄色の落ち葉、赤い木の実、きれいな小石など。切り株の上に並べられたそれらは、傾くのが早くなってきた黄金色の西日に照らされて本当に美しく輝いていました。
3年生の間では最近「ミタス」という高鬼に似た遊びが流行中です。だんだんと授業も長くなり、ペレにいる時間が短くなってくる3年生ですが、限られた時間で目一杯走り回っています。
季節に合わせて、子どもたちの遊びは内に外に、静に動にと展開していきます。泥の感触も、落ち葉や木の実の輝きも、風の柔らかさも、今の季節にしか経験できない感覚を子どもたちには沢山味わってもらいたいと思います。