あたたかな光溢れる4月9日の土曜日
期待で胸を膨らませた
1年生が入学式を迎えました。
この日をともに祝福しようと咲き残っていてくれた、満開の桜の木々からは、
優しい風に吹かれてひらひらと花びらが舞い踊っていました。
ライアーの音色に包まれて、
少しの緊張の中で始まった入学式。
ちいさいけれども
堂々とした姿の1年生たち。
いまここで初めて対面した
これから毎日をともに過ごす担任の先生に
ひとりずつ名前を呼ばれて、
前に歩み出ます。
そこには、
ひとりひとりの心の動きが垣間見られ
喜び、嬉しさ、緊張、少しの戸惑い、さまざまです。
先生が歩み出てくるひとりずつと握手をして、
うつむいた様子にそっと声をかけると、
視線がぱっと上がり、
初めて、しっかり目が合いました。
そこには、言葉にはならない、
でも確かな「はじまり」の何かが生まれたようでした。
そして、
どの子とのはじまりの瞬間にも、
一人ひとりとともに歩んでいく道を、
まっすぐに見つめる先生の優しいまなざしがありました。
入学式につづく初めての授業が終わる頃には、日差しはぐんぐんと強くなり
桜の花もめいっぱいの満開ぶりを披露してくれていました。
緊張から解き放たれた子どもたちは、
花かごを笑顔で抱えて、
待っていたご両親の下へひらひらと散らばってゆきました。
その姿はまるで、安心して枝を放れる花びらたちのように。
今年度も9学年揃って、133名の春です。
(6年生保護者)
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