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オイリュトミーを始めませんか?「大人のオイリュトミー」講座

2017年2月15日

学園では、月に2回、どなたでも参加いただける「大人のオイリュトミー」講座を開催しています。
Aコースは「健やかな体作り」と題して学園オイリュトミー教員の猿谷利加先生が、Bコースは「音と一緒に体を動かす」オイリュトミーを大西敬子先生が担当しています。
2月13日に開かれたAコースには、保護者だけでなく一般参加の方も交え14名の方が来ていました。すでに26年も(!)オイリュトミーを続けている方から、オイリュトミーを見たこともなかったけれどもお友達に勧められて2回目の参加という方まで、様々です。

クラスの前、湯たんぽに足を乗せ温めてみたら、足元からポカポカ、血が巡ってスッキリ目がさめるよう。

最初に湯たんぽで足を温めることの良さを体感し(普段先生は、体が冷えている子どもを湯たんぽで温めてあげることがあるそうです。)、リラックスした雰囲気の中でクラスは始まりました。
基本の“I、A、O(イー、アー、オー)”は自分の中心をしっかり意識して、Mの動きではペアになって相手を感じる、Bは子どもの覆いを守るのにとってもいい、など猿谷先生の丁寧な説明を聞きながら、時には幼稚園の子どもたちがやっているという動きにも身を委ねていきました。自分自身と、他者の気配も意識しながら、その場の空気がベールのようなふわっと心地よいものに変わっていくような感じがしました。次第に外の寒さで冷えていた体が、手足の先までポカポカと温まります。

ペアになって「M」の動きを。
4人でひとつのフォルムを動く。何度か繰り返すうちに美しい動きになっていく。

レムニスケート(∞)をクロスさせた四つ葉の形を4人で動くなど、なかなか難しい動きもありました。歩く方向を間違えたり、時折お隣の方とぶつかったりしながら、月例祭での子どもたちのオイリュトミーを思い出し、美しく複雑なフォルムを何気なく動いている子どもたちってなんてすごいんだろう!と実感しました……。

母音の動きをしながら、五芒星のフォルムを歩く。

クラスが終了した後、何人かの方に、感想をお聞きしてみました。


*オイリュトミー歴26年/男性

やればやるほど、音楽や言葉の体験が深まる。ある程度のレベルに達したかと思っても、まだまだ先があってやめられない(笑)。オイリュトミーをすると、心身の状態が良くなる。魂が洗浄されているような感じ。お父さんたちもぜひやったほうがいいと思いますよ!

*オイリュトミー初体験/女性

これまでオイリュトミーは見たこともなかったが、友人にとても良いからと薦められて来た。今日で2回目の参加。“自分”を感じる体験だと思う。やっているとなんだか嬉しくなってきて、自然に笑ってしまう(笑)終えた時に体が軽い感じがする。

*経験者/女性

子どもが幼稚園の時から各所で月に1度ぐらい参加してきた。オイリュトミーをすると心身ともに整うというか、芸術的な整体、みたいな感じ。不思議と意欲が湧いてくる。仕事が忙しい時こそ頼りにしていて、やったほうが元気になる。

*1年生保護者/女性

書籍や講義ではシュタイナーの教えを頭で考え、オイリュトミーはシュタイナーの教えを体で行動する面白さがあります。なかなか思うように動けないものです。猿谷先生が仰る「オイリュトミーを通して、個体で表現することで我(個)を強くもち、全体で動くことでソーシャル力を養う」ということを体で体験できます。

*学園数学部顧問/女性

校舎内のオイリュトミー室で、保護者の方達と一緒にできるのが嬉しい。猿谷先生が、日々の子どもたちの様子も交えて話してくれ、子どもたちの成長に対するオイリュトミーの役割を知り、体験できるのがとてもいい。オイリュトミーでは様々なフォルムを動くが、手でフォルムを描くフォルメン線描の体験講座もあったらぜひ参加してみたい。


以上、みなさんとても楽しそうに、積極的に感想を伝えてくださいました。
大人のオイリュトミーは今学期は2月20日(月)で最後ですが、来年度も開催します。ぜひ始めてみませんか?初心者の方も多く、丁寧に指導してもらえますので、お気軽にどうぞ。
今期クラスの詳細はこちらに掲載されています。また来期の予定もわかり次第学園サイトに情報が掲載されますので、ご確認ください。
(広報の会 中島美穂)