学園は夏休みに入りました。今頃子どもたちは、真っ黒に日焼けして、夏を満喫していることでしょう。
今回のがくえんにっしは、6月に行った夏至のお祭り「ヨハネ祭」のレポートです。
一年の中で昼が一番長い日、夏至。
春から夏に向かって、植物もどんどん伸びて、地球の呼吸も外に外に広がります。
その夏至の日に、鴨居の河川敷にてヨハネ祭が行われました。
ヨハネ祭は、太陽の力を頂く、力のお祭り。
ヨハネは、その後に来られるキリストの為にその道を真っ直ぐにし、またキリストに洗礼を施した人でした。
その浄化の力をお祭りを通して私たちも頂きます。
例年、雨に降られることも多かったと聞いていましたが、今年はお天気に恵まれました。
先生の奏でる軽快なヴァイオリンの音色に合わせて子供たちが踊ります。
上級生と手と手を繋いで順番に踊る子供たちの顔はとても生き生きしていて、見ている私たちまで心が弾みました。
太陽を象徴とした輪に、火の布を付けた球を投げ入れる遊びも、みんなで真剣に遊びました。
上級生が輪を持ってくれて、低学年の為に高さを低くしてくれました。下級生を見守る上級生たちの目が優しい。
そして本日のメインイベント。
浄化を意味する焚き火をジャンプして飛び越えていきます。
みんなの顔に緊張が走り、一人飛び越える度にドキドキ…大人の私たちでも焚き火を飛び越えることは大きな勇気がいることなのに、みんな勇敢に飛び越えていきます。
上級生のお兄さんお姉さんたちが飛ぶとき、危うい場面もありヒヤリとしましたが、みんな無事に飛び越えきりました。
飛び越えた後の皆の笑顔は、心なしか少し成長したように見えました。
最後に夏の豊かなお野菜と、母さん達手作りのパンを頂きました。
食べ物を最後の最後まで配り続けてくれた7年生たち、ありがとう。
この学園の子供たちはいつも惜しまず小さな子供たちや周りの人たちに手を差し伸べ助けてくれます。
そしてこのお祭りのために沢山時間を割いて尽くしてくださった父さん、母さんたち、先生方がいる。この学園が彼らによって支えられていることを、しみじみ感じた祝祭でした。
ありがとうございました。
(2年生保護者)