子どもたちの放課後の大事な遊び場でもある学童保育[ペレの家]。
この春から新しい指導員さんたちを迎え、大人たちがほどよく距離を取りながら見守る空間で、子どもたちは教室とはまた違った顔を見せてくれます。
全校保護者へ毎月届けられる[ペレ通信]をブログでもお届けします。
6月から1年生の利用が始まり、小さな弟や妹がやってきました。
今まで1番年下だった2年生などは、特に1年生のことが気になって仕方がない様子です。強引に仲間に入ろうとして嫌がられたり、果ては遊び道具の取り合いになってしまったりということがいくたびも繰り返されました。
でも1か月が経ち、「1年生、今日は誰(がいる)?何してる?」と始まりは変わらずですが、劇のお客さん役にして1年生が楽しめるようにしてあげたり、一緒に並んで机の上で何かを作っていたりして、上手に遊んでいる姿を目にするようになりました。
新しく入った1年生も含め、多くの子どもたちがこれからの数年間、ペレで放課後を過ごすことになるのでしょう。
ペレにはたくさんの子どもがいて、ダイナミックに毎日いろいろなことが起こります。家庭の中とは違い、「こども対こども」の対等な関係の中で様々な経験ができる場だと思います。時にはぶつかり合って、いろいろな気持ちを味わいながら、人とのかかわりあいを学び、自分と同じように相手を大事に思う心を育んでくれることを願っています。
さて一方、大人たちのほうでは看護師の保護者さんによる救急講習会があり、とてもよい時間となりました。
「けがに対応するのは誰でも不安に思うものですが、終始「大丈夫」という確信に満ちたあたたかいメッセージに包まれ、「子どもを守りたい」という皆の共通の思いのところでつながった時間だったように感じます。
ペレは保護者のみなさんひとりひとりの支えがあって成り立っているので、こうして顔をあわせ、共感し、つながる場を持つことはとても大切だなと改めて思いました。つながった大人の「思い」は子どもたちへの「守り」の力となって覆いを作ってくれていると思っています。
(ペレの家主任指導員 阿部)