みなさん、こんにちは。
娘が 2021 年度の 2 学期から転入した、3 年生保護者です。
入学説明会などに参加するまでシュタイナー教育に関する知識は ほぼゼロだったシュタイナー初心者の目線から、転入して驚いたこと、感動したこと、不思議に思ったことなどを、ざっくばらんに綴っていきます。
2022年度の終わりが近づいてきました。
我が家は2021年度の2学期から転入したので
1学期から3学期まで通して学園で過ごしたのは今年度が初めて。
娘は、転入してすぐに
学園での生活になじんでいましたが、
わたしと夫は、この一年を通して
ようやくペースがつかめたような気がします。
転入してしばらくは、学園のさまざまな活動に対して
<こんなことまで親がやっているの?!>
<また週末に学園まで行くの?!>
…という驚きと戸惑いの連続でした。
保護者会や運営会議への出席や
クラスの活動のお手伝い、
校舎の掃除、公開イベントの準備、
その他、学校運営に関わる活動などなど
保護者の出番は多岐にわたるのです。
(ろうそくまで保護者が作っていると知ったときは驚きました…!)
転入前から
”教員と保護者がともに支える学校”
だということは理解していましたし、
できるだけのことをしようとも思っていました。
ですが、実際に入ってみると想定外なことも多く
仕事や家庭の用事とのやりくりが大変で、
どうバランスをとればいいのか、
どこを落としどころにすればいいのか、
悩みながら過ごしてきました。
ですが、いろいろと活動していくうちに
「ともに支える」ということの
とらえ方が変わってきました。
もともとは、
横浜シュタイナー学園という船を
一緒に運航していくようなイメージでした。
教員と保護者が乗員として一緒に船を動かし、
乗客である子どもたちを安全に
未来まで送り届けようとしているのだ、と。
ですが、実際には、
教員と保護者が船の部材として船を構成している、
というイメージのほうが近いかもしれないと
思うようになりました。
そうとらえ方が変わってから
悩むことがなくなってきました。
何がどう変化したのか、
うまく言語化できないのですが…
「乗員の一員としての義務を果たさねば!」
「しっかり仕事をしなければ!」
…と、肩ひじ張った感覚だったのが、
「船の一部分であるという意識や覚悟さえあれば
そのときどきで無理のない範囲で
自分ができることをやればOK!」
…と、程よく肩の力が抜けてきました。
学園の活動にどういう形でどの程度関わるのか。
正解はありませんが、
その時々の家族の状況に合わせて
わたしたち家族にとってしっくりくる形を
見出していければ、と思っています。
*
1~2か月に一度のペースで投稿してきた
”転入生保護者のつぶやき”シリーズですが
そろそろ転入生としての
フレッシュな感覚も薄れてきたので
次年度からはペースを落とす予定です。
今までの記事のその後の話や
あらためて驚いたこと・感動したことなどがあれば
つぶやいていきますね。
(3年生保護者)