新年度が始まってもうすぐ2か月。子どもたちも大人たちも、新しいリズムに慣れてきました。
この春に学園を巣立った子どもたち・保護者たちも、新天地でがんばっているでしょうか。
子どもだけではなく保護者も9年間でさまざまな経験をするのが学園の特徴。
3月に行われた卒業生保護者と在校生保護者の交流会についてお届けします。
9年生卒業を前に、「9年生保護者を送る会」が開かれました。
シュタイナー学園の子どもたちが、9年間という濃厚な歳月を送るように
保護者も学校を支える為に、先生、子どもたちと、そして親同士も
深い関わりの中で、学園生活を共に過ごしていく。
子どもに卒業式があるように、大人が主役になる会はとても大切なところ
在校生保護者は感謝の気持ちを込めて、各々が食べものを一品持ち寄り、
心もお腹もホッコリする会がスタートしました。
9年生が過ごしてきた温もりのある教室の中央に
温かい飲み物やたくさんのお茶菓子が並ぶ
そのテーブルをまるく囲んで9年生保護者をお迎えしました。
質問タイムでは、普段聞けないような
あんな事やこんな事をきいてみたり
先輩方の体験談やその時のお気持ちが語られ、
笑いあり、涙ありの温かい空間が広がりました。
久しぶりのお菓子をつまみながらの会では
会話ももちろんはずみます♡
先生や子どもたちとの
1つ1つの出来事に
丁寧に向き合う親の姿
その都度、
それぞれのドラマがあるけれど
どんな時も共に過ごす仲間を
信頼するという姿は
私たちにとって、たくさんの感動と気づきのプレゼント。
人と人との関わり合いは
まさに人間の豊かさが増す瞬間なのですね。
巣立って行く皆さんの爽快な「笑顔」と「空気感」は、まさにそれを物語っていました。
私たちは、卒業生保護者のやり切ったという思いを受け取ったような感じがします。
送る側と送られる側の点と点が繋がる瞬間。
双方に循環する
目には見えないあたたかいものを帯びたバトンは
こんな風に
次の代へと引き継がれていく。
9年間おつかれさまでした。
心から感謝の気持ちを込めて
ありがとうございました。
高等部に行っても、
またいつでも遊びに来てください。
(3年生・8年生保護者)