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春祭り~幸せ運ぶ小鳥パン

2024年4月23日

2024年度は満開の桜とともに迎えた新年度。
1年で最初の祝祭である春祭りには、入学したばかりの1年生も参加します。
春祭りでは毎年3年生の保護者が、子どもたちのために「小鳥パン」と呼ばれる
パンを焼くのが恒例になっています。
さて今年もかわいい小鳥パンが美味しく出来あがったでしょうか。
小鳥パン作りにかかわってくれた保護者からの声をお届けいたします。

 

4月14日、日曜日。
初夏のような陽気の中、パン作りの会場に着くと、
小鳥パンの焼きメンバーが、すでに開館を待っていました。
前日、入学式を終えたばかりのお母さんもメンバーにいたり、
入学式で新しい仲間のために
ライアーを弾いてくれたお母さんもいる。
この日のために何度も試し焼きをしてくれた
お父さんやお母さん、
滞りなく全ての流れを考えて
みんなを率いてくれたお母さん。
何よりも先輩お母さんが
何人も助っ人に来てくださり、なんとも心強い!
元パティシエのお父さんも手伝いに来てくださいました。
なんにもわからずに参加している私には、
本当にありがたかったです。
いま8年生の長女が、3年生になった時は、まだ次女も小さく、
ちょうど幼稚園に入園したばかりだったこともあり、
小鳥パン作りには参加できませんでした。
学園保護者8年目にして、ようやく小鳥パン作りを体験しました。
 前日に、数人のメンバーが、こね作業をばっちりしてくれたおかげで、
しっかり発酵したパンだねがずらりと並びました。
調理室の窓からは陽の光がさんさんと入り、
明るく眩いばかりの春の陽気も、
わたしたちの働きを後押ししてくれました。
 分量通り切り分け、ベンチタイム。
その後ハサミを入れて小鳥の形にする。
先輩お母さんが手際よく見本を見せてくださり、
見よう見まねでハサミを入れる。
まるいパンだねが、ハサミを入れた途端、
そこから生命が芽生えるように、生き生きとしたものに変わる。
色々コメントし合いながら、
次々に小鳥パンたちが囀り始めました。
 そして、いよいよオーブンへ。
昔、『ぼくのぱん、わたしのぱん』という絵本が家にあり、
当時小学生のわたしはこの絵本が大好きでした。
その絵本の中でも、
オーブンの中からパンが黄金色に色づいて出てきたら、
宇宙ネコみたいになっちゃった、
という一節があったのを思い出しました。
オーブンの中で、膨らむ小鳥パンたちは、
それぞれに可愛らしい表情を持ち、
ふっくらと焼き上がっています。
天板に乗せられた小鳥パンたちが出てくると、
わぁ!!と歓声が上がりました。
なにかを作り出すって、本当に感動する!
そしてそれを仲間と共有できる幸せ。
そして、この小鳥パンたちが、
可愛い1年生や、
1年生が来るのを心待ちにしている2年生以上の子どもたちの
手元に届くことを思い浮かべると、
わくわくしました。
 すっかりお膳立ていただいて、
焼きメンバーに加わった私でしたが、
この時間を過ごせたことに感謝しています。
3年・8年保護者

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