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くらしとしごと「竹切り」レポート

2025年10月21日

3年生は「くらしとしごと」というテーマで、人の営みの原体験とも言えるいろいろな授業があります。その一つ、「家づくり」が今年も始まっています。

学園近くの新治市民の森の愛護会のみなさんのご協力のもと、森の竹林から家の材料となる竹を切らせていただきました。私は子どもたちの補助&記録係として同行。

学園を出発して集合場所の森の広場まで徒歩30分くらいだったでしょうか。子どもたちは歩き慣れた森の道をさくさくと進んで行きます。横浜という地にありながら深い森が点在し、市内で緑が一番多いのがここ緑区です。

広場で愛護会の方々とごあいさつ。注意事項を聞きます。

「切ってもらうんじゃないですよ、自分で切るんですよー」
「おじさんたちが大きな声で注意することがあるかもしれません。それは、危ないときです」

お話を聞きながら、これから取り掛かる大しごとに向き合う姿勢が正されます。

5つの班に分かれていざ竹林へ。家づくりに必要な太さ・長さの竹を、班で分担して切っていきます。
この活動は、環境保全の一環にもなっているため、なるべく混み合ったところの竹を選んで切ります。

倒す方向に切り口をつくって、向きを変えながらぐるっと切っていく。途中で斜めになって切れ目が合わなくなったり、ノコギリの歯が動かなくなったり…。大人でも簡単な作業ではありません。

倒れるぞーー

ワサワサワサ〜っと豪快に切り倒される直径10cm超えの大きな竹。子どもたちの達成感が溢れる瞬間です。
そして、枝を切り払い、必要な長さに竹を切り揃えます。

水分を含んだ重たい竹をせっせと運ぶ子どもたち。まだまだ小さくて幼児の延長のように思える3年生ですが、全身の力を使ってチームで協力しながら存分にはたらきました。

自分でできる、チームでやるからできる、全員でやったからできた。大人たちに守られながら安心して取り組める。
そんな学びと環境づくりに役立てることを、微力ながらこれからもしていきたいな、と思ったのでした。

家づくりは始まったばかり。子どもたちの活動、そして校庭にだんだんとできあがっていく家の様子を引き続き見守っていきたいと思います。

3年生保護者 おはよー