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地域オリエンテーリング&防災炊き出し訓練

2015年11月13日

学園を支える活動グループ「地域交流会」と「安全の会」による共同企画「地域オリエンテーリング&防災訓練」が10月31日に開催されました。

公園に集合しグループに分かれオリエンテーリングに出発!
公園に集合しグループに分かれオリエンテーリングに出発!

「有事の時に帰宅困難になった子どもたちを学校付近の家庭が預かることになるかもしれないね。」「でも、親同士が繋がっていないと、預ける側も預かる側も不安」「子どもたちにも何かあったら助けを求められる場所を知っておいて貰えるといいね。」という地域交流会のミーティングで交わされた会話から誕生した『防災オリエンテーリング』。
当日は年少さんから六年生までの子どもが21名、大人が20名と多数の親子が参加しました。
チームに分かれ、高学年のリーダーを中心に訪問先への行き方が書いてある文章を頼りに進んで行きます。目印のにじみ絵の札が下がったお宅にたどり着くと、お家の方がパズル(4年生女子作)のピースと、次への行き方が書いてある紙を手渡ししてくれる。という要領です。
「地図をどうしようか」「まだ習ってない学年の子どももいるしね」と悩んだ挙げ句の苦肉の策でしたが、子どもたちは『1一1(号棟)をさがせ』の指示に、「1ひく1があった」「1ひく1は零だよ」などと楽しみながら歩いていました。
が、折しも当日はハロウィンの日。「訪問したのにお菓子をもらえなくてがっかりするかも」と心配もしましたが、さすがは学園の子どもたち、何かを貰えるからやるのではなく、やることそのものに喜びを見いだしており、私の心配は杞憂に終わったのでした。
五階にお住まいの方が多いエリアでは「気をつけて行っておいで。」とくたびれて一階で休んでいた(泣)大人とは対象的に、予定よりも30分も早くゴールし、さらに鬼ごっこで遊ぶ子どもたちの姿は眩しかったです。

子どもたちがおにぎりをにぎりました。
子どもたちがおにぎりをにぎりました。

その後、安全の会とのコラボの炊き出し訓練を行い、その傍らではお父さん方による、物干し竿にシャツを通して作った担架運びや火おこしなども行われました。子どもたちは自分たちで握ったおにぎりを頬張り、お父さんたちの手さばきを固唾をのんで眺め、担架にのせてもらい、そして、最後には恒例の鬼ごっこ。
少し肌寒い日ではありましたが、あたたかいスープや炊きたてのご飯。そして、何より、そこに集った親子の生き生きとした交流に、心がポカポカと温まった時間となりました。地域交流会としても、これを一つのステップとして、今後を考える貴重な機会となりました。
(4,6年保護者 地域交流会 黒野美香)