4月9日土曜日、入学式。学園に11名の可愛らしい一年生を迎えました。
桜のアーチを抜けて、少し緊張した面持ちで学園に到着した新入生のご家族と子どもたち。温かなライアーの音色に緊張をほどきながら、式の始まりを待ちました。
式では新一年生の担任となる横山先生が紹介され、次に横山先生が子どもたちの名をひとりひとり読み上げます。名を呼ばれた子はしっかりと返事をして前に進み出ます。先生と握手を交わし、花かごを受け取って一列に並んでゆきます。
この花かごは新二年生の保護者達が前日に心を込めて用意したもので、横浜シュタイナー学園では新入生への恒例の贈物となっています。春らしく色とりどりの花かごを前に、先生との挨拶もそこのけ、花かごに突進してしまう子もおりました(笑)。
ついこの間卒園をしたばかりなのに、前に並んだ子どもたちの顔はもう一年生の顔。どの子もきっと、この日を待ちながら『一年生になる』準備をしていたのでしょうね。心の中で。
このあと、担任と子どもたちは階下の教室で「最初の授業」を行いました。9年間の幕開けです。
3月末から咲きだした学園前の並木の桜。この日を待っていてくれたかのように花びらが雪のように降り注いで、記念写真を撮り終えて家路につく新しい仲間たちを見送っていました。
(広報の会 石倉義子)