V工事・・・それは知る人ぞ知る、横浜シュタイナー学園 Volunteer工事 の略であります。
(ちなみに学園内部では、横浜シュタイナー学園は YSG と略されることもしばしば・・余談です)
さて、学園では休暇の合間を縫ってさまざまなV工事が実施されています。その中心は頼もしいお父さんたち。この冬は十日市場校舎の手洗い場のタイル補修が行われました。参加した1年生保護者のレポートをお届けします。
今回のV工事(冬の陣)は十日市場校舎手洗い場のタイル補修です。
破損している丸タイルをはがし、色彩豊かなカラータイルを交えての貼り替えをしました。
1/21(土) 一日目
急遽決まった日程なので何名の参加となるか不安でしたが、多くのお父さん達と先生方が来てくださり、ホッとしました。
まず初めは、ボロボロとなっている丸タイルはがしです。思っていた以上に連鎖的に広く崩れます。はがす爽快感と、貼り直しが間に合うかという不安感とが入り混じります。
次に、はがした丸タイルを再利用するため、鉄ヤスリで磨く作業と、新しく貼り付けるカラータイルを細かく砕く作業を並行して行いました。
地味な作業ですが、雑談を交えながらの楽しい時間となりました。
メインのタイル貼り付けは、建築家の村山先生のご指導のもとに行いました。
大きなカラータイルを流れを描くよう大胆に貼り付けます。
そして、その周辺を小さなカラータイルと丸タイルで散りばめて行きます。
この時点ではタイルの隙間が空いていて、でこぼこした見た目です。
接着剤の乾燥時間を確保するため一日目にタイル貼りを終える必要があり、残業しつつ何とか貼り付け作業を終えました。
まだ一日目ですが、心地よい疲労感と達成感に包まれながら帰宅しました。
1/22(土) 二日目
午前中は昨日より参加者が多く、頼もしい限りでした。
まず昨日貼り付けたタイルの表面に付着している接着剤の汚れ落としから始めました。これも地味な作業ですが、日頃の雑念を捨て修行僧のような気分で行いました。
そしていよいよ目地埋めです。タイルの隙間を泥みたいにこねたモルタルで埋めました。泥遊びをしているような感覚ですが、タイルの凹凸を滑らかに埋める難しさがあります。
目地埋め後に汚れを落としたタイルは宝石のような美しさです。
片付けをして記念写真を撮った後は、ティータイムです。村山先生差し入れの美味しいケーキ、神田昌実先生の淹れたてコーヒー、有志差し入れのタフマンと雑多な組み合わせですが、作業を終えた後の飲食は格別の美味しさでした。
夏のV工事を「動」とすると、地味な作業が多かった今回のV工事は「静」という印象です。
冬に相応しい工事だったと思います。
二日間お越しいただいた村山先生、手伝いに来てくださった多くの先生方、頼りになる先輩棟梁、そして忙しい合間を縫って参加していただいた方々、また裏で支えてくださる方々等、多くの人の学園への愛と熱意を感じることができました。
次回のV工事も楽しみにしています。
(V工事係 1年生保護者)
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