THE TEMPEST ?ウィリアム/シェイクスピア作?
横浜シュタイナー学園8・9年生クラス劇
公演は終了しました。
多数のご来場いただき、ありがとうございました。
横浜シュタイナー学園1期生(8,9年生)が取り組む初の舞台公演です。
7日、8日両日とも一般公開します。(入場無料)
会場内では学園の歩みや教育に関するパネル展示も行います。
どうぞお越しください。
- 日時
- 9月7日(金)・8日(土)
- 12時30分 開場
13時00分 開演
15時30分 終演予定 - 場所
- 緑公会堂
- 横浜市緑区寺山町118(緑区総合庁舎内)
中山駅(JR・市営地下鉄グリーンライン)から徒歩5分 - あらすじ
- 王や貴族を乗せた船が嵐に遭い難破し、彼らは島に打ち上げられてしまった。
そこで、彼らは過去に犯した大罪をプロスペローによって明らかにされた。果たして、彼らはその罪を許されるのだろうか…。
- 観劇対象学年(推奨)は小学校5年生以上です。ご了承ください。
クラス劇練習日誌 8・9年生
ニューズレター53号(7月24日発行)に掲載した「クラス劇練習日誌」を転載します
8・9年生クラスでは今年前半の大きな取り組みとして、「クラス劇」の上演があります。小中学校時代の学びの集大成ともいえるクラス劇を横浜の一期生はどのように創っていくのでしょうか。上演日は9月7日、8日です。ここでは夏休みに入る直前までの様子を担任による日誌形式で少しだけご紹介します。
4月6日(金)
「劇のエポック」初日。演目を発表する。シェイクスピアの「テンペスト」だ。あらすじになっている読み物を全員で読むことから始める。子どもたちは興味津々。
クラス劇のモットーは、All for one, one for all。
4月27日(金)
台本が配られる。水彩画で作っておいたオリジナルの表紙に挟んで綴じる。劇の練習が本格的に。
5月1日(火)
生徒たちは役者であると同時に裏方でもある。大道具、小道具、衣裳、音楽、広報に分かれて、それぞれの仕事を相談しながら進め始める。
5月14日(月)
前の週に行ったアンケート結果を見ながら配役決めの話し合い。教師は時折口を挟むが、ほとんど生徒たちだけで決めていく。どうしても決まらない役は翌日まで考えてくることに。
5月15日(火)
配役決定。それぞれが台詞を覚え始める。衣装は手仕事の時間、小道具は美術の時間を使って製作。
6月19日(火)
1幕?5幕まで初の通し稽古。この頃、放課後の自主練習も頻繁に行われる。
7月2日(月)?6日(金)
2回目の劇のエポック。自分と役とのかかわりについて思っていることを発表しあったり、主人公がしたことは正しかったか、という質問について討論会を行ったりして、台本の読みを深める。
7月19日(木)
本番の会場となる緑公会堂で初の舞台通し稽古。仮の照明もつき、いよいよ気分は本番へと高まる。
夏休みに入ると、自主製作として大道具・小道具・衣装をつくります。また8月後半には生徒たちの発案で二泊三日の「劇強化合宿」が行われます。
クラス劇は商業演劇とは違い、本番の完成度を云々するものではありません。演目の設定から、準備、稽古のプロセスを拙くても全力で経ることこそが大切な学びなのだと、これまで約4か月間続けてきて思います。しかしながら、本番の出来も期待していてください!きっと期待以上の・・・作品をお目にかけることができると思います。
(8・9年担任 長井麻美)