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安全の会・放射能関連グループ活動報告

2012年度上半期 安全の会・放射能関連グループ活動報告

昨年の3.11を機に保護者有志により発足した放射能関連グループは、今年度より「安全の会」の一部門として活動を続けています。 学園の子どもたちが安全で安心して学園生活を過ごせることを第一として日々活動しています。

 今年度上半期の活動を報告いたします。

3/14 授業で使う田んぼ・畑の空間線量計測実施、土の採取(4カ所から5-10cmの深さの土)。

結果:田んぼ 0.098 μSv/h(7カ所の平均)
   畑   0.082 μSv/h(4カ所の平均)
   土のベクレル測定 八王子市民測定室にて。
   田んぼ セシウム137 64.3±13.8 Bq/Kg  
       セシウム134 54.7±11.2 Bq/Kg
   畑   セシウム137 27.3±7.0 Bq/Kg  
       セシウム134 26.0±6.2 Bq/Kg
上記内容を放射能関連グループ相談役の古山明男さん(第一種放射線取扱主任、http://economyhuman.blog88.fc2.com)に伝え、「この田畑から取れる作物の予想含有量は0.5-1.5 Bq/kgです。今回取れた作物を食べても差し支えないと考えられます」との同氏の見解を教員会に報告。

3/27・28 簡易ガイガーカウンタによる空間線量測定。

結果:霧が丘及び十日市場校舎内、校庭、萱場公園、だんご山公園(計55カ所) 
TERRA MKS-05  0.10 μSv/h(平均)
RADEX      0.14 μSv/h(平均)
2011年5月同機計測値平均と変化なし。

3/30 霧が丘校舎校庭にバイオダイナミック農法のマリア・トゥーン調剤(http://www.baaj.jp)を散布。

   (マリア・トゥーン調剤を田畑に散布することによって農作物が放射性物質を取り込むのを抑制するという報告があります)

4/17 安全の会発行『安全のしおり』緊急時対応マニュアルの状況箇所に放射能漏れ事故にも対応できるように改訂(4/18配布)。

5/27 教員会から、横浜市の屋外プール(旭区・大貫谷公園プール)の安全性についての検討の要請あり。

情報収集、同プール周辺の空間線量を測定。
結果:TERRA MKS-05  0.12 μSv/h(7カ所平均)
後日横浜市より下記の報告あり。
(1)昨年の開所時に念入りに清掃を行い、問題がないことを確認している。
(2)プール周辺の公園において、マイクロスポットになりやすい箇所などを重点的に測定し、危険な値が出ていないことを確認している(旭区・大貫谷公園 H24年2月14日計測 0.06 μSv/h 地表50cmで)
(3)現在、水道水からは放射能は検出されていない。清掃時にはプールの水は完全に入れ替える。検出限界 0.5?0.8 Bq/Kgの精度でいずれの浄水場も不検出。
上記内容を古山氏に伝え、「納得できる内容です。信頼してよろしいと思います」との同氏の見解を教員会に報告し、去年は中止したが今年は例年通り3年生以上の各クラスが1、2回プール授業を実施。

6/16 オープンデイ

軽食の食材基準:産地が西日本の食材、または検査で「不検出」であるものとした。

6/29 ヨハネ祭(鴨居駅河川敷で開催)

食材:オープンデイと同じ基準。
空間線量:事前と当日測定。0.1 μSv/h前後でホットスポットはなし。
たき火の薪:燃やした後の灰に放射性物質が濃縮されるため、原発事故以前より屋内(十日市場校舎)にあった木材を使用。

7/1 竹内真弓先生(東京賢治の学校 校医)&山本忍先生(当学園 校医)の講演&シンポジウム開催。

演題:放射能から「からだとこころ」を守る?アントロポゾフィー医学の学びから
参加者数 40名。

8/27 霧が丘校舎校庭で収穫したブラックベリーのベクレル測定 於:八王子市民測定室。

結果:セシウム137 「不検出」(検出限界値 4.48 Bq/Kg以下)
   セシウム134 「不検出」(検出限界値 4.18 Bq/Kg以下)
お庭の会・隅田先生に報告し、昨年と同様今年は子どもたちに口にしないよう指導した。

10/15・22 子どもの心と体のためのオイルケア・ワークショップ開催

7月1日の竹内先生の講演会を受けて実施した。
講師:鶴田史枝さん(アントロポゾフィー看護を学ぶ看護職の会、看護師)
参加者数 計37名
以上です。