一年で最も暗く、寒さも厳しくなる時期だからこそ、私たちの内側には、灯火を携え、あたたかさを持ち続けたいものですよね。
聖なる夜を待ちわびるアドヴェントも間近。12/1に開催する「アドヴェントのつどい」実行委員の保護者たちは、準備に大忙しです。
11月も終盤……。だんだんと冬らしい寒さを感じる時期になりました。
学園では、秋の祝祭「マルティン祭」というランタンを持ってお庭を歩くお祭りを終え、徐々に冬に向けての準備が始まります。
11月の最後の週には、生花をたくさん使った瑞々しいリースが作られ、玄関に飾られます。
年上の学年の子供達が、ろうそく作りの準備に、ろうそくの塊を細かく砕く作業をします。
これを溶かしてのろうそく作りは、蜜ろうの香りが漂い、それは幸せな空間に。
そのようにしながら、来たるべきアドヴェントに備える、親も子も静やかに、でも心はワクワクする季節がやってきます。
毎年同じようにこの季節が味わえる事に幸せを感じます。
12月1日に開催される「アドヴェントのつどい」には、たくさんのお客様をお迎えできるよう、保護者達はそれぞれに準備を進めています。
なんだか学生の頃に経験した”学園祭”の準備のワクワクした気持ちと似てるような……。皆、忙しいながらも楽しんでいるようです。
「アドヴェントのつどい」当日は、子どもも大人も楽しめる事をたくさん用意しています。
先にお伝えした、生花のリースをはじめ、学園内はこの季節ならではの美しい装飾で彩られます(手前味噌ですが、いや、本当に!手作りの温かさが伝わってきますよ〜)。
学園内に入っただけでも、心が穏やかになる癒しの空間なのですが、霧が丘校舎3階のオイリュトミー室は、設えと、そして高学年の子供達の音楽演奏が相乗効果を成し、一つの世界、といいますか、このアドヴェントという季節をとても味わえるお部屋になります。
小さなお子さんと一緒に楽しんでいただける人形劇「かさじぞう」では、毎年、シンプルなシュタイナー教育の人形劇に、お子さんが集中する姿がみられます。
ろうそくの森も、静けさの中、子どもたちが大事に大事に1本のろうそくを作り、両手に大事にもって帰ります。とても清らかな子どもたち姿に、大人の心も洗われるようです。
お腹が空いたら、カフェであたたかな食事やお菓子、飲み物をどうぞ。クリスマスの贈り物にもぴったりな手づくり品や自然素材のおもちゃのお店もありますよ。
さらに今年は、十日市場校舎の催しも充実。100周年のパネル展、手しごとワークショップ、古着古本市などでお楽しみください。
……と、どんなに言葉を尽くしても、毎年アドヴェントのつどいで感じられる、内面から湧き出るような静かな喜びやあたたかさ、神聖な気持ちは伝えきれず、この空間に身を置いてこそ感じていただけるものだなあと思います。
普段学園に来た事が無い方にも、是非いらして、味わっていただけたら嬉しいです。一同お待ちしております。どうぞお越しください。
(アドヴェントのつどい実行委員 2年・5年生保護者 小野山陽子)
12/1(日)開催 「アドヴェントのつどい」の詳細や最新情報は、学園サイトでご確認ください。
12/1おやこでむかえるアドヴェントのつどい/