朝、カラフルなベンチには、小さな弟たちが楽しそうに腰掛けていました。
そこに登校してきた学園の子どもたちも寄って行き、送ってきた親たちはその光景に思わず笑顔になります。
色鮮やかなベンチが置かれたことで、朝の風景がいつもよりちょっと華やかになる、そんな印象を受けました。
横浜シュタイナー学園は、今年、みどりアートパークの文化支援パートナーとなり、緑区制50周年記念事業「midori art diary」に参加しています。その一環の「まちかど動物園アートベンチ計画」では、動物をかたどったベンチを、それぞれ拠点が趣向をこらして自由に装飾し、“アート作品”にして設置しています。
この企画を考えた、みどりアートパークの大谷浩之介さんの目的は、「このベンチが目を引き、道行く人が座ってくれれば、緑区で活動している団体のことを知ってもらえ、つながりが生まれ、街が楽しくなる。」というもの。学園も地域の仲間として、こうしたイベントに参加できることを嬉しく思っています。ご近所の方や、通りがかった方たちにも、ぜひ座っていってほしいです。
学園では、高学年の子どもたちが色を塗ってくれ、それを霧が丘校舎の前に置いています。教室と同じシュトックマーの絵の具で塗っているところが学園ならでは。ペイントをお願いした時は、中学生が協力してくれるだろうかと思いましたが、先生によると、思いのほか楽しんで取り組んでくれたそうです。にじいろのうさぎが斬新!大人じゃこうはいかないよな〜と、彼らの柔らかさがちょっと羨ましくもなりました。なかなかの感性です。
10月6日(日)には、霧が丘校舎で「midori art diary 〜FAMILY DAY フリマ&ワークショップ〜」も開催します。手作りアートワークショップやフリーマーケット、小さなおはなし会など、お子さんといっしょにゆったり楽しんでいただけるイベントです。学園の子どもたちが色を塗った、にじいろうさぎのベンチにもぜひおかけください。
そして10月12日(土)には、この企画のクロージングイベント「みどりアートパークオープンデイが行われ、学園はワークショップで参加します。会場にはそれぞれの拠点でつくったベンチが並ぶそうで、その光景も楽しみです。
(5・8年生保護者 中島美穂)
「FAMILY DAY フリマ&ワークショップ」
日時:2019年10月6日(日)10:00?14:00
会場:横浜シュタイナー学園 霧が丘校舎
TEL:045-922-3107
参加費:無料
https://yokohama-steiner.jp/?p=13694
「みどりアートパークオープンデイ」
日時:2019年10月12日(土)10:00?17:00
会場:みどりアートパーク(横浜市緑区長津田2-1-3)
http://midori-artpark.jp/detals/000182.php