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転入生保護者のつぶやき Vol.5

2022年7月19日

みなさん、こんにちは
娘が 2021 年度の 2 学期から転入した、3 年生保護者です。
入学説明会などに参加するまでシュタイナー教育に関する知識は ほぼゼロだったシュタイナー初心者の目線から、転入して驚いたこと、感動したこと、不思議に思ったことなどを、ざっくばらんに綴っていきます。

横浜シュタイナー学園では学期末毎に

「学期祭」という行事が行われます。

 

先週末、無事に1学期の学期祭が終わり

学園は夏休みに入りました。

 

今日は、娘が転入してから

初めての学期祭を迎えた時のことを書いてみます。

 

***

 

公会堂を借りて行われると聞いていたので

一般的な学校での「学習発表会」や「学芸会」のような

行事なのだろうと想像していたのですが、

当日を迎えるまでの様子からして

全然イメージと違っていました。

 

学期祭の日程が近づいてきても、

準備や練習をしているような話が

娘から全く出てこず…。

 

「何やるのかな?」と聞いてみても

「知らなーい!!」という返答。

 

子どもたちに演目が知らされたのは

本番まで1週間を切ってからでした。

 

こんな調子で本番を迎えて大丈夫なの??

という一抹の不安を感じながら迎えた当日。

 

一気に謎が解けました。

 

学期祭は、普段の授業でやっていることを

ほぼ普段通りに発表する場だったんです。

 

その日のために特別なプログラムを用意して

本番までに仕上げていくわけではないので

子どもたちはいたって自然体。

 

もちろん、広い舞台の上に立って

大勢の保護者達に見られているので

それなりに緊張はしているようですが

 

この日のためにがんばってきたことを

完璧に見せなくちゃ!!

というような気負いは感じられません。

 

低学年の子どもたちの発表からは

お父さんお母さんたちに見てもらえている嬉しさや

「こんなこともできるようになったんだよ!」

という誇らしさ、

慣れない環境でクラスのみんなと

一致団結する楽しさのようなものが

にじみ出ているようでした。

そのような暖かい雰囲気の中、

娘がクラスのみんなと一緒に

楽しそうに大きな声で

九九を暗唱している姿を見て

算数があんなに大嫌いだったのに…!

思い切って転入させて良かった…

と目頭が熱くなったのでした。

 

シュタイナー教育では糸掛けを通して数字の世界の美しさに触れながら九九を学びます。

 

良い意味で予想を裏切られた学期祭。

 

派手さはないけれど

子どもたちの成長を感じつつ

また来学期もがんばっていこうと思える

親にとっても大切な行事です。

(3年生保護者)

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学園では校内をご覧いただく機会を設けています。
シュタイナー教育に関心をおもちの方、入学・転入を検討されている方に向けて、事務局長・教員・保護者がご案内します。
学園の雰囲気を肌で感じていただけるこの機会に、どうぞお訪ねください。
ガイドツアー形式で学園内をご案内します(正味1時間程度)。

次回は9月2日(金)15:30~です。

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