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月曜日は外遊びの日 ~12月のペレ通信

2022年12月25日


子どもたちの放課後の大事な遊び場でもある学童保育[ペレの家]。
この春から新しい指導員さんたちを迎え、大人たちがほどよく距離を取りながら見守る空間で、子どもたちは教室とはまた違った顔を見せてくれます。
全校保護者へ毎月届けられる[ペレ通信]をブログでもお届けします。


 

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今年度のペレの家は、子どもたちがおひさまの部屋に降りてくる前につい立てや机で間仕切りをして場をしつらえています。

がらんとした空間を少しでも家庭的で温かい雰囲気にしたくて行っているのですが、活動が始まると子どもたちはその間仕切りを活かして、もしくは全く違う形に解体して、次々に遊びを展開させていきます。その中で私も、長距離を走る列車で旅行に出る人たちを見送ったり、お蕎麦屋さんのお客さんになったりと、遊ぶ子どもたちと一緒に、様々な体験をさせてもらっています。
そしてお帰りの時間が近づいてきて、子どもたちと1回目のお片付け。その後、さようならの会をして、すべてのしつらえを大人が片付けてお掃除をし、いつものおひさまの部屋に戻します。

「ペレの家」が常設の学童ではなく学園の一室を使っているため、「ペレの家」のおもちゃたちは、学園の授業がある時間帯は小さな棚や、カーテンの後ろ側に影を潜めています。小さな棚からおもちゃ達が広がり、夢のような世界が繰り広げられて、また棚に帰っていく、そんなイメージです。毎日繰り返されるこの営みを、「まるで波がリズミカルに寄せて返しているようだな。」と感じることがあります。

シュタイナー教育では、リズムを大切にしていることは皆さんもよくご存知のことと思います。
「ペレの家」でも週のリズムをどのように作るか、4月から試行錯誤を続けてきました。初めに取り組んだのが、外遊びをどのように取り入れていくかということです。最初は子どもの下校時刻が揃う木曜日に外遊びを行ってきました。ところが、それがなかなか定着しないのです。子どもたちに「今日は萱場公園に行きます。」と伝えると、毎回決まって「えー!昨日の〇〇の続きがしたかったのに!」と返ってきます。
 

 
そこで2学期より月曜日を外遊びの日としてみました。
すると、これが大正解!
以前よりずっとスムーズに公園に向かってくれるようになりました。

子どもとの暮らしのリズムは、大人の都合で作っていくものではなく、子どもをよく見てみいだしていくものなのだな、との学びとなりました。
 

(ペレの家指導員 河辺)

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