「今日は何色の日?」
これは私が朝、学校へ行く支度をしている子どもたちによく投げかける言葉です。先日3学期が始まり、このやり取りが再開しました。
シュタイナー教育では、まだ曜日の感覚が身についていない子どもたちに、身近にある色を使って自然とリズムを身につけさせます。月曜日は紫、火曜日は赤、水曜日は黄、木曜日はオレンジ、金曜日は緑、となっており、これは惑星と対応しているそうです。火曜日=火星=赤、というように。
子どものお弁当包みにこれらの色を取り入れる家庭も多く、わが家でも二人の子どもたちのためにお弁当包みを揃えました。裁縫は決して得意ではないのですが、中学生の長女がまだ使ってくれているのを見ると頑張ってよかったなと思っています。
色でリズムを身につけるやり方は、子どもにとって「火曜日の次は何曜日だっけ…?」と思考を働かせて記憶したり記憶を辿るよりも、うんと負担がありません。また、色とその日の行動を結びつけると尚良いそうで、時間割も色と結びつけて覚えていました。なので、ついでに持ち物の確認もしやすいのです。
母:「今日は何色の日?」
子:「今日は黄色だよ」
母:「黄色の日は何の授業があるの?」
子:「英語とオイリュトミー!」
母:「オイリュトミーだったら白いズボンを履く*んじゃないの?」
子:「あ…!履き替えてくる〜!」
(*オイリュトミーの授業の日は白い履物と白い靴下が必要)
というような会話を低学年の頃はよくしていました。
先生方の中にも曜日ごとの色を身につけている先生もいて、時々私も意識して洋服を選ぶようにしています。
色で作る1週間のリズム、ご家庭で取り入れてみませんか?
親としても「この日はこれさえあれば大丈夫!」と安心して過ごすことができて、本当におすすめですよ。
横浜シュタイナー学園では年に数回、公開イベントを開催しています。
思い思いの小さな刺繍がそれぞれに施されていて、とても人気があります。
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次回の公開イベント <オープンデイ> は6月を予定しています。
どうぞお楽しみに!