前回は保護者による水彩などの体験記を投稿しましたが
今回は三年生たちが美術の授業で水彩に取り組んだ様子を春の気配と共にお届けします。
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3年生は美術の時間に赤、青、黄色の三色で
早春の花、福寿草を描きました。
春の光である黄色が明るく画面を照らし、
冬のまだ冷たく硬い大地の青と一緒になり、緑の芽が生まれます。
冬のまだ冷たく硬い大地の青と一緒になり、緑の芽が生まれます。
空には少しずつ暖かな風が吹き始め、大地を温めます。
その大地の中からひょっこりと顔を出す、福寿草の芽。
まだおずおずとほんの少し地面から上に顔を覗かせている
背の低いおチビちゃんの可愛らしい姿。
それでも、お日様のように明るい黄色の花を広げて
空にちゃんと顔を向けて立っています。
「春の始まりだから、夏と違って黄色はまだ薄いんだね」
「地面からどの位上まで芽を伸ばせばいいのかな」
子どもたちはつぶやきながら筆を動かしました。
「福寿草の茎はまだ完全に緑じゃなくて、土の色も混ざっていますよ」
と教師が声を掛けると、
「少し茶色っぽいんだね」と答えて、
地面にできた茶色を少し筆につけて茎に塗る子ども。
時折隣の子と会話しながらもじっくりと紙に向かい合い、
色を慎重に広げていきました。
今、教室はほんわかと明るい早春の庭のようです。
(3年生担任 長井麻美)
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