桜もまだ少し残っているさわやかな朝、
娘はもうすっかり慣れ親しんだ校舎へと、
いつもどおりに登校していきました。
普通なら中学1年生に上がる年齢。
でも、ここ横浜シュタイナー学園では、7年生と呼びます。
我が家は5年生の1学期の途中に転入し、
6年生で十日市場校舎に移動。
親子ともにやっと学園の生活にも慣れ、
2回目の春を迎えたところでした。
「中学生になるけれど、うちの学校は今までと何も変わらないよね」
と言いながら過ごした春休み。
担任の先生も同じ、クラスの仲間も同じ。校舎も同じ。
華やかな卒業式や、入学式を経て新しい環境に胸を膨らませて
ドキドキしている友人たちを横目に
親子ともにちょっぴりさみしいような気持ちもしていました。
ところが新学期が始まって少しすると、
どうやら今までとはなにかが少し違う様子。
登校初日から楽譜を持ち帰ってきて、
まだ習い始めて3か月しかたっていないフルートで
合奏に参加することになったという。
まだ部活も、音楽の授業すら始まっていないのに、何のためなの?
と聞くと、これは学園祭のためで、希望者だけなのだという。
7年、8年、9年との合同体育や音楽の時間もあり、
毎日のように9年生の誰とかと一緒にお弁当を食べたとか、
誰とか(上級生の女の子)のお弁当はこんなに小さいんだよ!とか
今まで聞いたこともなかったような名前がポンポン飛び出してきて、
なんだか世界が急に広がって、毎日ワクワクしているようです。
部活の体験で帰りがだいぶ遅い日も出てきました。
上級生の保護者に聞いたところ、
学園祭の準備を7年、8年、9年で一緒にしたり、
体育のチームも縦割りで組んだりと
これからはもっともっと一緒に活動していく機会が増えて、
より中学生らしくなっていくとのこと。
(昨年度の9年生との最後の合同体育は
タグラグビーの試合でした)
この学園ならではの、中学生としての世界の広がりや人間関係を
このような形で体験していくんだなと思いながら、
帰宅後の報告を楽しみに、毎朝送り出しています。
(7年生保護者)
✦ ✦ information ✦ ✦
6/10(土)に学園祭を開催すべく7・8・9年生が準備を始めています。
同日に開催されるオープンデイに申し込まれた方は
学園祭にもご来場いただけます。
詳細は決まり次第、学園サイトやSNSでお知らせします。
(昨年の学園祭の様子)