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たくさんの人に支えられています。~ペレ通信4月号~

2023年5月10日

子どもたちの放課後の大事な遊び場でもある学童保育[ペレの家]。
大人たちがほどよく距離を取りながら見守る空間で、子どもたちは教室とはまた違った顔を見せてくれます。
全校保護者へ毎月届けられる[ペレ通信]をブログでもお届けします。

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ペレは卒業したのだけど、いつも様子を覗きにくる子がいます。

ペレの始まりに合わせてしつらえられた部屋は、机や衝立で仕切られていて、真ん中にはクレヨンで絵を描くテーブル、手前には色ごとに並べられた布や編み紐の棚、窓の近くには食器の入ったワゴンがあり、フックには麻で編んだかごがかかっています。その中をぐるっと一回りして「うん、うん」とうなずくと納得したように出ていきます。

準備がちゃんとできているのを確認しているのか、はたまた友達と遊ぶ自分をイメージしているのかわかりませんが、この子にとってペレは気になる存在なのでしょう。

十日市場校舎の上級生もやってきます。

近いところでは3月と春休み中に、たくさんの8年生(現9年)がフェルトや竹で作る工作のキットを持ってきてくれました。上級生を見ると飛びついていく子どももいてとにかく大騒ぎです。そばで教えてもらいながらキットを熱心に作る子、それより早く外で遊ぼうとせかす子。8年生も「すごいパワー」と驚きながらも「僕は公園に」「じゃぁ私は室内に残る」とお互いにやり取りしながら最後の下校時刻までしっかりと遊びに付き合ってくれました。

7年生(現8年)は木工の授業で作った小鳥をプレゼントしてくれました。
手のひらに乗るサイズのかわいいらしい小鳥は何羽もいて、これからお披露目の予定です。

(3月に卒業間近の9年生と遊んだ時の様子)

また、先生方も時々遊びに加わってくださっています。

ステージを作って劇をしたり、ひな壇を作って3段のお雛飾り(実物大)になったり、ホテルができたりという大きな遊びになったときは(運よく?)通りがかった先生方にお客さん役をしてもらって先生方から拍手を浴び、大満足のうちに終わるのです。また実際に遊びに入ってくださるだけではなく、先生方と指導員とで子どもたちの様子を共有する時間も増えてきています。

それから、保護者の方の中には子どもに直接かかわることができる場だからと喜んで補助に来てくださる方もいらっしゃいます。授業とは違う様子だとは思いますが、子どもの様子を知る貴重な機会と思ってくださるのはありがたいことです。

こんな風に直接ペレに入ってくださる方、見えないところでかかわってくださっている方、たくさんの方に支えられて、ペレの子どもたちの幸せな時間が作られています。いつもありがとうございます。

(ペレの家指導員 阿部)