オープンデイは年に一度開かれる学園公開イベント
事前準備から当日まで
たくさんの保護者がかかわっています。
会場のお花の飾りつけや、
当日販売されていた焼き菓子、手作り品もみな
保護者たちで用意しています。
今回はそのオープンデイ準備の裏側の様子を
ブログにてお届けします。
~パステル画を体験して~
6月のオープンデイを控えた5月下旬、
パステル画のポストカード制作のワークショップに参加しました。
今春から子どもが転入したばかりのため、
保護者としても、
学園で子どもたちがどのように学び、
色や絵や美しさと出会っているのかを
体験できるとても良い機会でした。
「パステル画」とは、
てっきりパステルを手に持って
クレヨンのように描くのかと思っていましたが、
まずパステルを茶こしで擦り、
粉末にすることから始まることに驚きました。
そうして作ったパステルの粉を、
小さくちぎったふわふわの綿につけ、
紙にそっと擦りつけて色を広げて描いていきます。
「輪郭のない絵を描く」ことの楽しく、不思議なこと!
線ではなく、
色で描いていくことで、
物事の境界線がぼんやりとにじみ、
混ざり合っていきます。
そもそも、世界には輪郭線なんて存在しない、
ということを実感していくような体験でした。
絵の題材としては、
「虹」と「海と空」を描きました。
「闇の青」「空の青」「光の黄色」「おひさまの赤」
といった、
ひとつひとつの色の呼び名もイメージ豊かです。
虹を描く際、
色を置く順番は決まっているものの、
描く人によって色の濃淡や形は本当にさまざまで、
まるでその人その人の、
「人となり」や「今の心持ち」を表しているかのようです。
紙の上では、
隣り合う色と色とが、
ほのかに混ざり合って、
紫色や緑色、橙色が生まれていき、
豊かな広がりを見せていきます。
小さなポストカードの上に広がっていく
色の世界を味わいながら、
私もゆったりと深呼吸をして、
気持ちが解放されていくようなひと時でした。
完成した皆さんのポストカードを並べてみると、壮観!
それぞれにいろいろな物語が
繰り広げられているような、
静かでいて、
とても賑やかな眺めでした。
自らの手で描く喜びを静かに味わいながらも、
ワークショップ形式で
共に描いた仲間の絵を眺める楽しみもあり、
幾重にも楽しさの詰まった時間でした。
(2年生保護者)
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