〜教員会だより〜おうちがっこう手仕事編

2020年07月18日

この春の、新型コロナウイルス感染予防のための休校期間中、教員たちは子どもたちや保護者とも連絡を取り、各クラスの事情に合わせて家庭学習ができるよう工夫をしてきました。いつしかそれは「お家の学校」「おうちがっこう」と呼ばれるようになりました。
手仕事専科教員たちは、この休校を「今まで子どもの中に蓄積された手を動かすことの喜びとそれを用いて生活に役立つもの、誰かのためになるものを作りだすこと、これを味わう期間」として捉え、子どもたちに課題を出し、子どもたちは、毎日少しずつ積み重ねて作品を作り上げました。

まずは3年生の作品です。

3年生 円形織物

「上、下、上、下とリズムよく織って、鍋敷きやポシェットに。どれも温かみのある素敵な出来上がりになりました。」(1.2.3年担当 手仕事専科教員 野村直代)

続いては、こちら。

モチーフつなぎ

「小さい学年(右側20枚)も大きな学年(左側42枚)も四角いモチーフを編んで繋ぎました。
膝掛けになった二つの作品です。」(4.5.7年担当 手仕事専科教員 柳本瑞枝)
ひとりひとりが生み出したものを繋げたら、こんなに素敵な膝掛けができるのですね!

モチーフつなぎ その2

「5年生男子の作品です。色を変えて9個を繋いで、鍋敷きを作りました。」(栁本)

こちらの5年生は家族のためにたくさん作ったそうです。

みんなのために作ろう!

「帽子、妹のお弁当袋、おばあちゃんのメガネケース、ペンケース。5年生男子が仕上げまで全部自分で作り上げました!」(栁本)

最後はこちら。高学年の作品です。

9年生 刺し子のコースターと布巾(麻の葉と格子柄)

「晒に自分で模様を描き、刺し子のコースターや布巾を作りました。布を重ね、刺し子を施した布巾は、見た目が美しいだけでなく、丈夫な仕上がりとなることも実感した様です。」(6.8.9年担当 手仕事専科教員 三品恭子)

草木染めのブックカバー(バラ、菊科植物の葉、コーヒー、玉ねぎ)

「お家の方のご理解とご協力のもと、草木染めを体験してもらいました。染めた布は、ブックカバーに仕立てました。意外と簡単に作れるので、他のサイズでも作りたい!と嬉しい感想も出ました。
(※今回は色止めをしなかったので、少しずつ褪色してしまいました)」(三品)

こうして並べてみると、実生活で役立つもの、誰かのためになるもの、というシュタイナー学校で大事にしている手仕事の良さが感じられるものばかりですね。
私は高学年の子どもの保護者ですが、子どもと一緒に手仕事をするという豊かな時間を久しぶりに味わうことができました。

わたしの手
あなたの手
手は動く
手は働く
わたしの手も
あなたの手も
みんなを助ける
わたしたちのこの手の仕事が
世界を変える
世界を動かす

*横浜シュタイナー学園の手仕事の時間に唱える詩

(広報の会)