HOMEお知らせ > 【公開講座】11/4(日)シュタイナー教育における化学の授業 終了しました

【公開講座】11/4(日)シュタイナー教育における化学の授業 終了しました

終了しました。

2011年度年間テーマ「第2七年期の子どもを取り巻く環境」

講師からのメッセージ

化学の授業は7年生から始まります。子供達の心には、目や手には捉えがたい化学現象の世界を受け止める力が耕されていることが必要です。この点においてシュタイナー学校では、1年生から6年生までの間で、ファンタジーにあふれたメルヘン、動物寓話の世界での動植物との出会い、全ての始まりを語る創世記、そして人間との関係を見据えた視点からの、動物学と植物学、そして音、色彩、熱、静電気、磁力などについての物理の基礎、地学や地理の導入でもある鉱物学や天文という流れで化学が学べる基礎が子供達の中に築かれるようにカリキュラムが構成されています。ファンタジーから人間や動植物の世界、物体の学びを通って、物質の内的性質への学びへと繋がります。       
化学は物質を出発点としその化学的な法則を学ぶ学問ですが、なにせその物質が化けてしまうのが特徴なので、とても抽象的になりやすい学問でもあります。しかし7、8年生の学びは思考力だけでは学ぶことは出来ません。たくさんの大人たちは、化学の授業のほとんどの事を覚えてはいません。あまりに抽象的であって、心の中に留まらなかったのです。 全ての学びがそうであるように、化学の学びも子供達の心を生き生きさせ、授業で学んだことが、生涯を通して深まり広がっていくような、思考、感情 意志へ働きかける授業が求められます。
どうすればそのような授業が可能なのか!私は二人の先輩教師の語る言葉を紹介します。
コリスコ氏は、人間との関係において教えること、そして 日常的出来事や現実との関わりを忘れないこと。 この二つをあげています。また、化学における実験の方法と観察の意義を唱えたフリッツ氏は、“自然が自分自身を現すような場を与えること”と語りました。 この二人に導かれた化学教育について、今回はお話をしたいと考えています。主に7,8年生そして12年生までの化学教育のカリキュラムやいくつかの実験についてお話をします。科学的知識が、生きるうえでいよいよ大切不可欠なものとなっています。シュタイナー教育における化学の学びは、思考力に重きをなす、知的な学びへ一石を投じる、意味のあるものだと考えます。ぜひご参加をお願いします。

講師
片岡 清子
1988年 スウェーデンにて3年間の教員養成を終え、同国内のシュタイナー学校にてクラス担任として3年間働いたのち帰国。東京シュタイナーシューレにて12年間勤務。その後、スウェーデンでの理科教育の研修などを経て、京田辺シュタイナー学校で化学講師として数年働いていた。現在は、時々行うシュタイナー教育の講座を、自分の学ぶ機会としてとらえ、とても楽しんでいる。
講師からのメッセージ
日時
2012年11月4日(日) AM10:00?12:30(9:30開場)
会場
横浜シュタイナー学園 霧が丘校舎
アクセスはこちらをご覧ください。
参加費
一般 2,500円 (学園NPO会員 2,000円)
定員
40名
保育
保育のお申し込み、お問い合わせは、10/30(火)正午までに
gakuen-hoiku@yokohama-steiner.com までお願いいたします。
下記フォームからもお申し込みできます。
別途保育料(1,000円/人)が必要となります。
※2人目以降500円/人、※NPO会員は1人目500円、2人目以降無料
お申込
お電話、FAX、またはメールにてお申し込みください。
Tel & Fax 045-922-3107
e-mail gakuen-info@yokohama-steiner.com
お振込
郵便振替 : 00260-0-130702  加入者名:特定非営利活動法人横浜シュタイナー学園
ゆうちょ銀行:店番029支店名029店(ゼロニキュウ店)当座0130702

※18歳以上の方が対象の講座です。
※上履きをご持参ください。

ミニ学園説明会
  • 終了後、12:45?13:15「ミニ学園説明会」があります。どなたでもご参加いただけます。
  • お子様のご同伴はご遠慮ください。
  • 説明会は無料ですが、できるだけ事前にお申し込みください。