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子どもの遊びを「見守る」ということ ~9月のペレ通信~

2022年9月30日


子どもたちの放課後の大事な遊び場でもある学童保育[ペレの家]。
この春から新しい指導員さんたちを迎え、大人たちがほどよく距離を取りながら見守る空間で、子どもたちは教室とはまた違った顔を見せてくれます。
全校保護者へ毎月届けられる[ペレ通信]をブログでもお届けします。


 

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夏休みが終わり、2学期のペレが始まりました。
 
子ども達は元気いっぱいで遊んでいます。
最近は、男の子達何人かの中で「キャンピングカー」を作る遊びが流行っています。おひさまの部屋にあるテーブルの脚を外してテーブルの天板の下に敷き、「ソリ」と「コロ」のようにして動かします。天板の上には、ついたてなどで作った立派な家のようなものが載っていて、すてきなキャンピングカーに仕上がっています。キャンピングカーの向きを変える際には、てこの原理を上手に使い、まるで大きな山車の方向転換をするように動かします。
ちょうど今、もう一つの仕事場である公立小学校で6年生の理科として「てこ」を学習しているところでもあり、ペレの子どもたちが頭ではなく遊びの中で様々なことを体験として学んでいく姿を「すごいなぁ。」と感嘆の思いで眺めています。
 
ところで、皆さんが子どものころは、放課後はどのように過ごしていましたか。私の場合は、子どもの頃の放課後というと、校庭や公園で友達と過ごしていた時間が思い出されます。そこには大人の姿はなく、子どもたちだけで好きなように遊んでいました。
 
今、ペレの指導員という立場で毎日子どもたちの遊ぶ姿を見守っていると、ペレの子どもたちも、大人の目のないところで、好きなように遊びたいんだろうなぁ、と感じることがあります。見守る私だって、昔は子どもだったわけですし、その気持ちはよくわかります。また、私は、大人のいない遊びの場でも、子ども同士のやり取りの中で多くのことを学んできました。年齢とともに大人から少しずつ距離を置いて遊ぶことは、自然のことのようにも感じます。
 
そのように考えながら子どもたちの中にいるため、どの程度子どもたちと関わったらいいのかということについては、いつも迷っています。大人が全てのことを諫めてしまうのは簡単だけれども、子どもたち同士が関わりの中で学ぶことも大切にしたい、と思います。ですが、大人としてこれを見過ごすわけにはいかない!ということはしっかり伝えたいとも思います。
 

  
 
というわけで、2学期も子どもたちの傍らで迷ったり悩んだりしながら楽しい日々を過ごしていくのでしょう。
 
 

(ペレの家指導員)