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第14期SDGsアシストプロジェクト報告会に参加して

2024年2月29日

横浜シュタイナー学園
第14期SDGsアシストプロジェクト報告会


足下にあるよ! 学びのサステイナビリティー
今までなかった…まるごと体験型の報告会!

今年度の学園紀要「野ばらVol.28」では
ユネスコスクール特集として、
学園でのユネスコスクールとしての
歩みや授業紹介などが掲載されましたが、
先日行われたこちらのイベントでは、
その授業内容を
体験型報告会という形で行われました。

横浜シュタイナー学園では、
授業参観があまりありません。
学期末ごとに行われる
学期祭(3学期末は修了の会)では、
子どもたちの学びを
発表として見ることができますし、
保護者会でも担任の先生から
何を学んだのかの報告も受けています。
授業を体験できる
校内研修会もあるのですが、
子どもを学園に通わせている保護者として、
具体的に子どもたちがどのように学び、
どのように日々を過ごしているのか
あまりイメージができていませんでした。
今回は子どもたちが
日々触れている授業や朝の会などを
体験できる貴重な機会でしたので、
参加してみました。
今回特に印象に残ったのは
ライゲンの体験でした
季節ごとに変わっていくこのライゲン
開催日の2月に合わせてか、
冬がテーマの内容でした
みんなで教室の床を
足でどんどんしながら、
霜柱をふみしめていったり、
そっと手で持ち上げて
輝く氷を見つめ
そして耳を傾けて音を聞きました
そこに霜柱はないのに
自分が子どもの頃に霜柱で遊んだ冷たさ、
その美しさ、
手の上で溶けていく雫に心を向けた
その感覚が戻ってきました。
そしてなんといっても感動的だったのは、
そっと霜柱に耳を傾けたら
自分の心の内側が
自然と静かになっていき、
深くひとつ、深呼吸をして
先生のお話を自然と受け入れる体に
自分が変わっていました。
国語の授業で
ひらがなを習い始める前の
子どもたちが聞くお話に耳を傾けたり
英語の授業の中では
パキスタン出身のリズワン先生のウルドゥ語を
わからないながらも
ジェスチャーや人形の動きに集中して
言葉を集中して聞き、
繰り返し唱える体験をしました。
手仕事の授業紹介では
綿と羊毛を触りくらべ、
それらが糸になり、
衣服になっていく過程を感じながら
子どもたちはこんな風に
授業を吸収していくのかと、
体感として学びました。
先生のお話で
「頭で学ぶ前に感じたり体で学ぶ」
ということや
「ユネスコスクールといっても
特別なことをするのではなく、
日々のすべての営みの中に
ユネスコスクールの大切にしている
要素が入っている」
などとても印象に残るものがありました。
私の娘は5年生で学園に転入してから、
毎日楽しそうに、そしてとても積極的に
学びに向き合っているようです。
今回の報告会の内容だけでなく
音楽の授業も、オイリュトミーも
すべての教科で感覚と感動を
たくさん味わいながら
学びを吸収する、
豊かな学園生活を感じることができた
一日となりました。
(7年生保護者)

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