春祭りに参加して

2019年5月30日

1年生が入学して、2か月近く経とうとしています。担任の神田ひとみ先生は「子どもたちは、だいぶ慣れてきましたが、いい具合の緊張感を持って過ごしています」と話していました。 少し前のことになりますが、入学式から間もない4月に行われた春祭りの様子をお伝えします。 1年生が入学してから一週間後の4月22日の月曜日に、霧が丘校舎の校庭で春祭りが行われました。 横浜シュタイナー学園の霧が丘校舎には5年生までの教室があり、6年生になると十日市場校舎に移動するため、春祭りは毎年5年生までの子どもたちでお祝いされています。春祭りというのはいわゆるイースターのことなのですが、宗教的な意味合いの持つ祝祭というよりも、学校では「新しい子どもたちとの出会いの喜びのお祭り」として祝われています。 春休み前の手仕事の時間に、子どもたちはまだ出会っていない新しい仲間に想いを馳せながら贈り物を作ってくれていました。2年生は毛糸でつくったポンポンうさぎ、3年生はフェルトを縫ったひよこ、4年生は羊毛でふわりとしたことりを作ります。それぞれの学年(月齢)の子どもたちが手を動かすのにふさわしいものを先生方が考えてくださっているのですが、仕上がったものを見るとどれもその学年の子どもらしさが感じ取れます。 春祭りでは、自分たちが作ったものを校庭の草木の間などに隠しておき、それを1年生に見つけてもらうことになっているので、4年生までの子どもたちが校庭で準備をしている間、5年生が教室にいる1年生を迎えに行きます。私たち1年生保護者は、贈り物を仕込み終えたタイミングで校庭に合流させてもらいました。 1年生たちが来るまでに少し時間があったので、5年生担任の神田先生が「歌の練習をしましょう」とおっしゃいました。それは「Come Follow Me」という英語の歌なのですが、何度か歌ってみた後に、まだ言葉の意味がわからない子どもたちのために神田先生は歌詞を体で表現してみせました。歌は「Come, follow, follow, follow, follow, follow, follow me.」と始まるのですが、それをそのまま日本語にして”説明”するのではなく、4年生担任の横山先生に手招きをしながら歩き、横山先生が神田先生について行く…というように、歌詞の内容を二人の先生が実践して子どもたちに見せていました。なるほど、「実体験に基づく教育」を大切にしている学校ではこのような教え方になるのだなと改めて感心しました。 そうこうしている内に、1年生が5年生に付き添われて校庭に現れ、全員が輪になると、早速贈り物を探します。自分の子どもはどんな様子だろうかと見ていると、「これから何かを探すのだ」と理解した娘が、見たこともない程ワクワクしたような表情をしていて、思わずびっくりしてしまいました。でも、隣で付き添ってくれている5年生の子が目に入った時には、もっと驚いてしまったのです。これまで見かけてきた彼女とは全く違う、とても”お姉さん”の顔になっていました。ほわんと、やわらかな雰囲気をまとったその子のことが大好きなのですが、急に大人びたように見え、その差にドキリとしてしまいました。その他の子たちも見てみると、やはり春休みの間に急激にしっかりとしたように見えた子も多く、つい一人ひとりを観察してしまいました。学園の子どもたちは他の学年の子であっても、とても身近な存在に感じます。彼らの成長を感じる度に、人ごとではなく、時折思わず涙してしまう保護者はきっと私だけではないはずです。そんな子どもたちと一緒にひと時を過ごせて幸せな時間でした。 そして校庭で見つけた贈り物を大切に家に持ち帰った娘は、しばらく嬉しそうにそれを眺め、長女が帰宅した後は春祭りの話題で随分と盛り上がっていました。お天気にも恵まれ、一年間の最初の祝祭を無事に終えることができ、新しい学園生活の良い幕開けとなったように思います。毎年恒例の「小鳥パン」を焼いてくださった3年生の保護者のみなさま、ありがとうございました。(私が手にした小鳥パンは思わず製作者の方のお顔が思い浮かぶような愛嬌のあるパンでした) (1・4年保護者 松山ちかこ)

今年はシュタイナー学校創立100周年

2019年5月14日

1919年9月のことです。ドイツ、シュトゥットガルトにあったたばこ工場の建物で、ひとつの学校が誕生しました。当時、軍事力を使ってヨーロッパに君臨しようとしたドイツの夢は、第一次世界対戦で敗れたことで打ち砕かれ、国中が意気消沈していました。 「これからの社会を創るのは、軍事力ではない。人間そのものだ。我々は、人間の本質に合った教育方法で未来の社会を創造する力を持った子どもたちを育てるべきだ。」暗い闇夜にろうそくの火を灯すようなこの言葉でルドルフ・シュタイナ-は賛同者を集め、世界最初のシュタイナー学校「自由ヴァルドルフ(シュタイナー)学校」が始まりました。 ドイツでは伝統的な徒弟制度が根強く残っていた為、当時は男女がひとつの教室で学ぶことや、職業の違う家庭の子どもたちが同じ学校に通うこと自体が珍しかったようです。しかし、見た目にも画期的だったこの学校の本当の革新的な部分は、その教育理念にありました。それは、人間の本質を見抜き、本質に合った教育を施すことです。「人間の成長、発達には普遍的な順序と適切な期間がある」と説いたシュタイナーの人間観に基づいた教育方法は、ドイツのみならず世界中の子どもたちに通用しました。また、根本的な理念を押さえた上で、それぞれの国の文化に沿ったカリキュラムを創造することが可能でした。それがこの100年間でシュタイナー学校が広がり、今や世界各地に1000校以上が存在している理由だと思います。 シュタイナー学校創立100周年を記念したさまざまな動きがあります。世界中のシュタイナー学校が手を繋ぐプロジェクト(全世界葉書交換プロジェクトは今も進行中)や日本中の学校が協力して行うプロジェクト(8月16日~18日の渋谷でのイベントを中心に数々あります)のほか、個人的に世界各国のシュタイナー学校を訪問することに挑戦している人たちもいますから、今年は海外からの訪問客が増えるかもしれません。 横浜シュタイナー学園では、12名の教員が「最初のシュタイナー学校」で9月に開催される世界的な教員会議に参加する予定です。10月には報告会を開き、学びを分かち合いたいと思います。   学内ではこの機会にシュタイナー教育に対する思いや考えを深めていこう、と保護者の有志の皆さんがプロジェクトを立ち上げ、さまざまなイベントが計画されています。 100年前にシュタイナー学校が創立された理由をそのまま現代や未来への課題に当てはめることはできないでしょう。しかし、今、人間存在に危機が訪れているという意味では、100年前の世界と似ているのではないでしょうか。機械化、合理化が著しく進み、「AIが人間を超えた」などと言われる時代であるからこそ、人間とは何かを問い直し、人が人を育てることの意味を考える必要があるのではないでしょうか。 2019年は、これまで100年続いてきたシュタイナー教育の歩みを振り返るだけではなく、次の100年に向けて人間存在の本質を見つめ、変貌しつつ歩んでいく可能性を探る年にしたいと思います。 一・六期生担任 長井麻美 2019年6月23日、7月21日開催 なぜ、今、シュタイナー教育なのか ~100周年記念対談シリーズ~ 2019年8月16日〜18日開催 企画展「世界がかわる学び ~シュタイナー教育100周年~」in 渋谷  

入学式 〜天使のささやき〜

2019年5月11日

入学式、まだ花が十分に残っていた学園の前の桜は、今やその姿をすっかり変えて、日に日に緑を濃くしています。それくらい、ちょっと時間は経ってしまいましたが、保護者から寄せられた、入学式にまつわるエピソードです。 春休みが残りわずかとなった頃の週末に、保護者による霧が丘校舎の大掃除が行われました。大掃除は毎学期ごとに行われていますが、子どもたちが進級して新しい教室になってから最初の掃除は少し特別に感じられます。自分の子どもの教室の掃除が終わると、共有部分や、まだこれから入ってくる新一年生の教室も手分けして作業されて校舎全体を手がけます。みんなで協力しながらテキパキと作業が進められました。 私は入学式が行われるオイリュトミー室で「一週間後の入学式」のことを思いながら作業をしていて、ふと三年前の長女の入学式のことを思い出しました。当日は教員と、ライアー演奏をしてくださった保護者や係の仕事を担ってくださる保護者が少数いるだけでしたが、部屋のあちこちから「おめでとう」という小さなささやきが聞こえてくるような気がしたのです。それは、まるで天使がささやいてくれているかのような小さな声でいて、泡のようにスッと消えていくのでした。丁寧に掃除された校内のすみずみや、さりげなく飾られたお花から、それは聞こえてくるよう。もしかしたら、その日に姿は見えなかったけれど、私たちを迎える準備をしてくださった保護者たちの想いが、小さなささやきとなって届いたのかも、と思うのです。まるで物語かなにかのような話ではありますが、私には確かに届き、それを確かに受け取ったのでした。 そして、入学式当日、私は次女を連れて二度目の入学式に出席するために学園を訪れました。「入学おめでとうございます。みんなに会えてとても嬉しいです。」と、2年生担任の末永先生がおっしゃいました。校舎自体もまるで末永先生と同じ気持ちを伝えてくれているかのように、普段よりもうんと輝き、喜び満ちているように見えました。 日ごろから保護者や教員によって手がかけられている校舎は訪れた人達から「雰囲気がとてもあたたかいと感じた」との声も多く聞かれます。百聞は一見に如かず。是非たくさんの方に訪れて体感していただきたいと思います。もしかしたら、あなたにも天使のささやきが聞こえてくるかも、しれません…。 (1年4年保護者 松山ちかこ) 今年度もたくさんの講座やイベントを予定しています。ぜひ足を運んで学園の雰囲気を感じてくださいね。 詳細は学園サイトでご確認ください。 https://yokohama-steiner.jp (広報の会)

長期休みの保育がスタートしました

2019年4月17日

新1年生14名と転入生2名を迎え、横浜シュタイナー学園の2019年度がスタートしました。桜並木の淡いピンク色の花びらが舞う中、無事に入学式を終えることができました。 例年、春休み中の校舎はしんと静まり返っているのですが、今年は様子が違い、子どもたちの遊ぶ声が響いていました。学園では今年度より、在籍している子どもを対象に、長期休み中の保育を始めたのです。これまで、保護者有志が運営してきた放課後の子どもの居場所「ペレの家」が、学内の組織になり、長期休みの保育も行うようになりました。 保護者やOB保護者の他、新たに2名の指導員を迎え、シュタイナー教育をベースにしたリズムある3週間を過ごしました。 朝の会の後、自由遊びをし、おやつ、公園での外遊び、手仕事やおやつ作りなど、学園の先生たちとも相談し、1日のリズムを作り、そのリズムを大事にしてきました。私も指導員として入りましたが、保育期間の後半には子どもたちの中にも1日の流れが入っているし、リズムがあることで指導員にとっても疲れが少ない(!)というのは発見でした。 時々、学校を訪れる先生や保護者が保育の様子のぞいては、「お家のようないい雰囲気だね」と言ってくれたそうです。若い男性指導員もいるので、3、4年生の男子たちも、よりダイナミックに鬼ごっこを楽しめた様子でした。時々は小さなケンカもありつつ、大人が見守るあたたかい空間で子どもたちは、安心して楽しく過ごせていたのかなと思います。 これまで「両親ともに働いているから学園への入学は難しい」といった声も聞きましたが、お仕事だけでなく、遠方からの通学や、小さい弟妹がいること、介護など、多様な背景を持つ家庭のお子さんにも、シュタイナー教育を受けて欲しい、という思いで長期休み保育ができました。 これまでも、必要なものは自分たちで作る、という考え方で、いくつもの学内の活動グループが生まれています。これからも大人たちが協力し合い、子どもたちのための良い学校づくりができたらと思っています。 (5・8年生保護者 中島美穂)

アドヴェントを迎える

2018年11月27日

たくさんのお客様をお迎えする「アドヴェントのつどい」はいよいよ12月2日(日)。みなさまどうぞ遊びにいらしてくださいね。 さて、保護者たちの準備も大詰めです。11月14日には、準備のための全体ミーティングが行われました。 本当に、保護者がつくりあげる学校なんだなぁ、とつくづく思う。 ここ横浜シュタイナー学園では、季節の祝祭をはじめ、学園で開催されるほぼすべての催しに保護者の密な関わりが必須である。NPO法人の学校なのだから当然といえば当然の話だが。その中でも春のオープンデイ、冬のアドヴェントと、年二回の一般公開イベントは、学園をまだ知らない一般の方々にもシュタイナー教育を体感してもらうことができる数少ない機会として、計画も準備もさらに念入りなものとなる。 二学期は子どもたちにとってももちろん充実の時期だ。3年生の稲刈りや家づくり、初めての外泊体験である5年生の山の学校、1、2年生だけが体験するマルティン祭などもすべて二学期の行事だ。今年は、9年制教育の学びの締めくくりともいえる8年生劇も予定されている。この時期の学園保護者たちの辞書に『暇』という文字はなく、その手帳にはびっしりと予定が記されていることだろう(…たぶん)。 そんな二学期もいよいよ終盤にさしかかる12月2日(日)、冬の一般公開イベント『おやこでむかえる アドヴェントのつどい』がついに開催となる。 11月に入り、最終打ち合わせのためのミーティングが開かれた。当日、学園で体験できるのはふわふわの羊毛をつかったワークショップや、落ち葉を踏みしめながら静かに体験する蜜蝋ろうそくづくり。淡々とした語り口の静かな人形劇は毎年大好評で、開場とともにチケットがなくなってしまうこともある。 1階カフェと販売ブースには毎年手づくりのお菓子と雑貨が所狭しと並び、大盛況となる。眺めるだけでも嬉しい、美しいヘクセンハウス(クッキーハウス)や、厳選された材料で丁寧にこしらえたお菓子。暖かな毛糸やふわふわの羊毛で丹念につくられた小物など、他ではなかなか手に入らないものも実は多い。この学園のお母さんの手づくりの完成度は半端ないのだ。ここ数年はオトナ買いして帰られるお客さんも少なくはない。カフェでは温かく滋味あふれるやさいスープ、校庭のお父さんカフェでは今年の新しい試みとして羊飼いのシチューをふるまうことになった。 書き出せばきりがないくらい、この『おやこでむかえる アドヴェントのつどい』というイベントは、学園の『手づくり』が堪能できる一日だ。それはそのまま、この学園の教育が子どもの中に育むもの~手間暇をかけることの確かさ・暖かさ~を体現している一日、ともいえるだろう。訪れた人の心にそんなほっこりとした小さな温もりを手渡すことができたら、その温もりを頼りに今度はまた違う場所で集うこともできるかもしれない。そうして少しずつ、共感する仲間が増えるといい。私自身そんな風に願いつつ、日々に追われながら準備にいそしむ学園保護者の一人である。 (広報の会 石倉義子) ※12/2(日)開催「アドヴェントのつどい」詳細は、こちら

3年生の家づくりが始まりました

2018年11月13日

3年生の大きな学びといえば家づくり!横山クラスでは10月に入ってから子ども達が動き始めました。今年はどんな家を造るのだろう?何も知らぬまま、保護者も材料集めのお手伝い。新治市民の森愛護会の方々に今年もお世話になって竹集めです。雨で一週間延期になった10月20日の土曜日は、なんともすがすがしい秋空でした。子どもと一緒に朝9時前に学園に集合しました。横山先生の男手募集の呼びかけに、お父さん達はどんな集まり具合かな~と思ったら、いるわいるわうじゃうじゃ9人も、全く雨後の筍の如し!お母さん達やかわいい兄弟児ももちろんいました。 出発前の先生の説明では、どのくらい竹を取ってくるのか?でしたが、去年の某先生はすぐ終わったと言っていたらしい。では“30分で終わるな”と思いました、が・・・大甘でした。 先生と子ども達を先頭に森へ行儀良く並んで歩いて、池ぶち広場に到着。途中で、後ろのお父さんが、愛護会の人かな話しかけられて何かもらってるぞ、何だ?なんとオスのカブトムシでした。「ああ、こんな時期なのにカブトムシ!」「こりゃ、子どもに見せたら仕事にならんぞ」という事で帽子にひた隠し。その後そのお父さんのペットになりました(多分)。竹林に移って子ども達は3、4人チームに分かれ、愛護会の方々が倒した竹を切る役、押さえる役、運ぶ役、切った竹の枝を落として片付ける役と交代で担っていきました。親も子ども達のチームに入って働きました。家造りの工程中はこのチーム活動で作業していく事が大事なそうな。横山先生が、後で解説くださいました。大きな柱となる太い竹、床や屋根となる竹、壁となる竹。次から次へと切って運んで集まってくる。 すごい量で60本くらいでしたか?一時間半位かかりまして全然30分ではありませんでした。しかし、子ども達は生き生きとよく働きます。子ども達は池ぶち広場へお弁当に、お父さん達大部分は愛護会の方が、2往復して学園に運んでくれた竹を校庭積み卸しに移動です。校庭に子ども達が掘った柱の穴や溝を見ながら、どんな家ができるのやらとお父さん同士で会話が弾みました。果ては自分たちも作りたいね~などと竹をしげしげと眺めたり重みを味わったり、みんなやりたくてたまらなそうで、中身は3年生と変わらないお父さん達だなと自分を含めて感じました。  搬入に時間がかかり、残念ながら戻って子ども達と一緒にお弁当を食べる事が出来ませんでしたが、一転、校庭でシート広げて車座になって父親ランチ会になりました。これはこれでかなり楽しかったです。  先生と子ども達が戻ってきて、竹を整理し直し、先生は試しに子ども達に4本の柱竹を立てさせてみました。大人からしてもかなり重い竹のはずなのに3、4人で穴に差して立てられました。力強くなったな、しっかり地を踏みしめて仕事をするようになって来たんだなというのが、一生懸命協力しながら竹を立てる姿から伝わってきて結構感動しました。横山先生の「失敗するかもしれないけれど自分たちでやってみさせる」という言葉にも、この3年生達が一つの重要な学びの機会を迎えていることの緊張感を感じました。 お父さん達の手伝いももっとあるのかと思っていましたがここまで。一緒に楽しみながら手伝いたい気持ちもあるけれど、それを抑えて、子ども達が自分達の力を発揮できるのを見守るのが大事なんだと思います。子ども達がどうか十分にこの家づくりを体験できますように。みなさまも、よろしくお見守りください。先生方には、毎年貴重な学びの機会をありがとうございます。市民の森愛護会の方々にもいつもご協力感謝です。 (3、9年保護者 鈴木直亮)

特別講座「こどもと暮らし」に参加して

2018年10月31日

とてもとても暑かった今年の夏の始め、宮地陽子先生(横浜シュタイナーこどもの園)による「こどもと暮らし」講座が開催されました。 妊婦さん、乳幼児の子育て中の人だけでなく、学内の低学年や小さな弟妹のいる保護者の方に向けて、としても企画されたこの講座、参加いただいた学内保護者の方に感想を寄せていただきました。 (勉強会G/5年鈴木しのぶ) 7月の中旬に開催された、妊婦さん・乳幼児家庭向けの特別講座「こどもと暮らし」に参加してきました。第二回目の講師は横浜シュタイナーこどもの園の宮地陽子先生でした。 子どもは体と精神の成長の過程の中で、その時々にテーマを持っており、幼児期は「正しい呼吸を整え、体を整える」時期であるということをわかりやすく話してくださいました。 こうした、幼児期の子どもについての話を私も何度か聞いてきたのですが、先生によって表現が少しづつ違ったり、子どもの月齢によっても違う角度からの理解が深まり、自分の中に染み込んでいくように感じます。 少しして、宮地先生が用意されていたワークが始まりました。配られた紙には横長の線が五本、平行に並んでありました。その線の上に自分の人生で節目となった出来ごとに印を付けていきます。他の線には、パートナーや子どもの分も同様に、それぞれ書き込みます。両親や義両親の分も書いてみるといいですよ、と宮地先生。 作業を始めると、たった数年前のことなのに頭が混乱して、家族分書き込むには時間内に終えられませんでした。 そんな私が宮地先生の講座の感想を言葉にしあぐねていると、他の方がこんな感想をシェアしてくれました。 「視点を広げてみる、人生を俯瞰で見る、ということを、いろんな角度から伝えてくれた感じがしました。子育て中、目の前のことに必死になって浸りきるからこその醍醐味もあるけど、それだけだと苦しくなる時もあるから、時々視点を広げることを思い出せるといいよね、というメッセージを、私は感じました。」 (まさにそういうことだった!と、思えました。私は、作業にばかり頭がいきすぎて、少し離れて見ることができていなかったのですね…) たしかに、私たちは子どもと向き合いすぎている時や忙しくている時など、いろんな思考や感情、情報などに支配されがちです。そんな時にふと視点を広げるきっかけや、そのためのやり方がわかると、まるで状況が変わってしまうことがあります。私は、そうした体験をいくつもしてきました。それは特に、娘とシュタイナー幼稚園に通い始めてからです。 幼稚園に通いながら、自分でも人智学について学ぶ機会に時々触れていく中で、自分の視点を変えたり、広げるためのヒントをいくつもいただいてきました。学んだことがいつもうまくいくわけではありませんが、それ以前と比べると子どもと向き合うことが随分と楽になりました。それだけでなく、自分がこの人生を歩んでいく上でとても必要なことを教わっていると感じています。 私が子どものために選んだと思っているシュタイナー教育も、子どもが私をここに導いてくれたと言えるかもしれません。そう思えてくると、少しづつ何かが変わっていくようです。 この日、宮地先生は時間のある限り、参加者からの質問に答えてくださり、あたたかいエールを送ってくださいました。宮地先生に優しく包んでいただいたような時間でした。ありがとうございました。 (3年生保護者 松山ちかこ)

8/25「こどもといっしょのくらしかた」を開催しました

2018年9月9日

酷暑といわれたこの夏も元気に乗りきった子どもたちの声が響き、学園の2学期が始まりました。夏休み中の8月25日(土)には、霧が丘校舎を会場に乳幼児がいる家庭に向けたイベント「こどもといっしょのくらしかた」を行いました。 以下、「こどもといっしょのくらしかた」スタッフからの報告です。 9月になりました。みなさま、お元気でしょうか? この夏の猛暑、ちいさい子と過ごす日々は沢山の工夫が必要だったかと思います。 子どもは自分では、なかなか休憩を取れないので、 どうぞそばにいる大人が「休憩しようね!」と一声かけてあげてくださいね。 さて、8/25の「こどもといっしょのくらしかた」には、たくさんのご家族に参加していただき、有難うございました。どのご家族もお子さんと一緒に、その時を楽しく過ごしてくださっていたようで、嬉しく思っています。 ワークショップや遊びの部屋、人形劇など、お子さんと楽しめる時間のほか、小児科医や幼稚園の先生と一緒に子育てを考えられる・学べる喜びも詰まった1日でした。 神之木クリニック山本忍先生の講座では、予防接種のことや、病気との付き合い方など、ちいさいお子さんを育てている上で誰もが抱える悩みについての質問が多くありました。「お母さんが、お子さんのためにと考えた結論であれば大丈夫。子どもはそれが必要なことなんだとちゃんとわかっていますから」といった、先生からのあたたかなお話に、ウルウルと目頭が熱くなっている親御さんの姿がありました。 幼稚園の先生とは、「焦らない子育て」「「怒りんぼ母さんにならないために」というこれまた子育て中には、思わずウンウンと うなずいてしまうようなテーマで、ざっくばらんにお話する機会を持つことができました。 それらの内容が、ちいさな子と暮らす日々のヒントに1つでも2つでも助けになれば嬉しいです。 私たちスタッフは、ちいさな子の姿を見ながら「あー!うちの子もあんな風にヨチヨチ歩いていていたわ!」と、若干のノスタルジーを感じながら、今は今で、日々を大切に過ごしたいなと思えた1日でした。 どうも有難うございます。今後も、色んな形で「こどもといっしょのくらしかた」で皆さんとお会いできるのを楽しみにしています。 (こどもといっしょのくらしかたスタッフ一同)

オープンデイ&学園祭開催!

2018年6月12日

6月16日(土)は、オープンデイと学園祭の日。 保護者や高学年生徒たちの準備もいよいよ佳境に入っています。 オープンデイ実行委員に、オープンデイや学園祭の見どころを聞きました。 6月6日(水)、オープンデイに向けて、保護者による最終確認の会議が行われました。 「深くて本質的な学園を知ってもらいたい」という教員の言葉に凝縮されるように、今年の目玉は、〜シュタイナー学校の魅力発見~「エポック授業』」と「9年間の子どもの成長とカリキュラム」の講演会です。 卒業生も来る予定です。 大人のための体験授業や個別教育相談室もすべて保育がありますので、どうぞこの機会に私たちの教育に出会っていただけますことを心より待ち望んでいます。 十日市場校舎で開催する学園祭では、高学年生徒が劇と音楽発表をします。子どもたちは、カフェや縁日、アトラクションなど景品を手づくりして、ちいさな子どもたちも楽しめるように 準備しています。 ぜひ、一生懸命な生徒たちに会いに来て、見て、食べて、遊んでいってください。 霧が丘校舎では、お母さんカフェによる優しいスープとヘルシースイーツ、お父さん屋台によるお子様でも食べられる辛くないカレーなどを用意しています。 お子さんと楽しめるワークショップも。室内ではヤシャブシのミツバチが、校庭では地域の方からいただいた木でペンダントが作れます。宝船も動きます。 2階では小さなお子様も静かにみいってしまう人形劇「あかずきん」も上演します。 保護者による手づくり品販売のオススメは、「光の刺繍」製品。斜めの線だけの動きが不思議です。 スクールショップでは、書籍やおもちゃ、授業で使う文房具も販売しています。 今年は近所で取れたてのはちみつも仲間入り。 どの場所でも、来てくださった皆様との出会いを楽しみにお待ちしています。 お気軽に名札をしている保護者、教員に話しかけてくださいね。 皆様のお越しをお待ちしています。 (オープンデイ実行委員 3・9年鈴木真奈美) *オープンデイ&学園祭の詳細と最新情報は、学園サイトでご確認ください。 https://yokohama-steiner.jp/?p=11811

『お花し会』を開きました

2018年5月31日

学園を支えるたくさんの保護者の働きのひとつに、校舎内や祝祭、イベントなどの時にきれいなお花をしつらえる「お花係」があり、子どもたちは、みずみずしく美しい植物を身近に感じています。 先日、「お花係」による『お話し会』ならぬ『お花し会』が開かれました。 5月29日(火)にお花係の企画として、『お花し会』をおひさまの部屋で開きました。この会は、季節のお花を持ち寄って、お花のアレンジメントを作りながら、ざっくばらんにおはなししましょうというもの。 入学して間もない1年生クラスの保護者の方々向けに開きましたが、他の学年の方々も来てくださり、楽しい会になりました。 ダンスパーティーという素敵な名前の紫陽花、ラベンダー、アイビー、八重のドクダミ、美女柳などが集まりました。 自己紹介をし、それぞれが好きなお花を言ったり、お花の思い出話などを話しながら、お花をオアシスにさしていく。この花可愛いね、いい香りがするね、と、お花があると心も晴れやかになりました。 出来上がったお花かごは霧が丘校舎の玄関に飾っています。十日市場校舎の玄関にも飾っています。 秋頃に第2回を企画しようと思っています。 (お花係/2年生保護者  伏見あかね)