ジョン・ビリング ライアーコンサート vol.3

2015年11月27日

11月15日(日)、ジョン・ビリングさんのライアーコンサートが、十日市場校舎で開催されました。 ジョンさんのコンサートは、2013年5月、2014年10月に続いて3回目。 音楽専科の原口先生が、ドイツでご一緒したことをきっかけに実現でき、私たちライアーの会も一緒に弾ける機会をいただけたことは、幸運以外のなにものでもありません。 ●ジョンさんとのリハーサル 今回、3曲を一緒に弾かせていただきました。そのリハーサルの1時間。まさに至福の時でした。 まず、私たちだけで弾く。それから、ジョンさんが入る……ただそれだけで、音が全く違うのです。ジョンさんの楽器が大きいというだけではない何かがあるのです。音が急にイキイキと動いてくる……私たちもそれにつられて、内側から力が沸いてくるようなあの感じ。忘れられません! 私たちのつたない演奏にも、真摯に耳を傾けて、「短いよね、もっと繰り返しをして長く」など、どんどんアイディアを出してくれたり、「どのパート弾いてるの?」と確認したあとは、その場でアレンジして別パートを弾いてくださったり……けれど、まだまだ自分のライアーが育っていなくて、そのジョンさんの音に応えられないもどかしさを感じたりもしました。 『浜辺の歌』は、ジョンさんがライアー用にアレンジしてくださった曲です。ライアーの会が歌うと、「日本語を覚えるためにアレンジしたんだけど、まだ日本語では歌えないので、ハミングで低音を歌うね」と加わってくださいました。 リハーサルの終わりでは、ジョンさんが私たちに「ありがとう」と。自分のアレンジした曲をこんなふうに歌ってくれて、と。 ジョンさんが素晴らしいのは、ライアーの音だけではないんだなぁ…と、英語ではうまく言えない私は心の中で深い感謝の気持ちを送りました。 ●公開コンサート 用意したイスがひとつだけ残っていて、遅れてきたお客さまが座って、まさに満席!60名のお客さまは、温かなオイリュトミー室の空間で、しずく形のジョンさんのライアーから奏でられるきらめくような響きに、静かに、ほんとうに静かに聞き入っていました。 お客さまからいただいたアンケートの感想(◆)をご紹介しながら、振り返ってみます。 1.『4つのプレリュード』……ジョン・ビリング ◆演奏が始まったとたん、室内の空気が変わったように感じられました。音になでられ、包まれていました。 ◆あまり体調のよくない状態だったのですが、2曲聴いたところで、頭痛が消えてしまいました。「癒やされる」を実感した瞬間でした。 2.『Tanabata Wish for Tohoku(七夕の願い 東北のために)』……ジョン・ビリング この曲は、3.11の大地震と津波による犠牲者と生き残った方たちのために、2011年日本で作曲されました。震災直後からジョンさんは、東北での演奏を続けています。 「この曲が終わっても、どうぞ拍手はなさらないでください」というアナウンスのあと、深い祈りを込めての演奏に、涙があふれてしまう人もいました。 ◆ 私は福島県郡山市に住んでいて、2011年の3.11の地震で原発事故が起き、すぐに東京へ娘を連れて避難してきました。涙を流している暇がなく時が流れて、今年やっとライアーを手に入れました。何度か弾いているうち、心が洗われ、あるアイルランドの歌を弾き語りするとき、やっとそのかかえていた哀しみが、涙と共に流れ始めました。 ◆「悲しみを引き出す」というお話がありましたが、ライアーの音色は、個々の持っている内面を引き出す作用があるのだなあと思いました。生の演奏をお聴きして、ライアーとビリング氏が一体になって一つの楽器のように思えました。 3.『パヴァーヌ』……ルイス・ミラン 4.『Lachrimae』……ジョン・ダウランド 5.『Guardame las Vacas』……ルイス・デ・ナルバエス これらの曲は、ルネッサンス期やバロック期の新しいレパートリーで、ライアーの可能性をどんどんと広げ、挑戦し続けていることが刺激的でした。 ◆まず幅広い音域におどろきました。繊細な音色ながら、しっかりした音、包み込むような音、弾き方も様々で、こんな音も出るんだと、感動するとともに、ライアーの可能性の広さにワクワクしました。 6.『無伴奏チェロ組曲第一番ト長調より』……J.S. バッハ 7.『オカロラン作品より Sheebeg Sheemore/William Davis/Morgan Magan』 ◆初めてライアーのコンサートに来ました。心がやさしくなる音色で、心にしみました。 ◆今回で3回目にきかせてもらえて、また感動しています。魂の癒やされる時間をいただいています。今日も、いつもがんばっている自分のカラダさんと心にごほうびの時間となりました。 ◆長くきれいな指で弦をつまびかれている姿が印象的でした。 8 『エチュード』……フェルナンド・ソル 9 『エチュード』……マッテオ・カルカッシ 実はジョンさん、ギタリストでした。それが、ある日、電車の中にギターを忘れて、結局出てこなかった時、ライアーを手にして、今のジョンさんがいます。そのジョンさんが前にギターで弾いていた曲です。 ◆8.9のエチュードを聴いたとき、昔クラシックギターを習っていたことを思い出しました。自分も練習していた曲で、懐かしく、習うのもいいなと思いました。自分は弦の音が好きなのだと思い出して、とてもうれしい気持ちになりました。 10 『ピアノソナタ第14番「月光」より アダージョ』……L.v.ベートーヴェン こんな曲を、ライアーで演奏できるなんて、夢にも思いませんでした! ◆はじめてここにきて、おとのみちをかなでるらいあーをひくじょんびりんぐさんには、いろんなひょうげん、かんじょう、たびのみちをかんじられます。 11 『アイルランド曲 Star of the County Down/King of the Fairies』 12 『Love Song without Words』 ……ジョン・ビリング 毎年ラストに弾いてくださった曲。 「あ~、私はジョンさんの足元にも及ばない!」そんな当たり前のことが改めてわかって、でも、やっぱりこの曲を今年も聞けたことがうれしくて、少し頭を傾けて、ニコニコしてしまいました。 ◆Love song…初めて聴きましたが、素敵でした。チャーミングな曲で大好きになりました。 ◆ シュタイナー学園初めてきました。木の匂い、ぬくもりあふれる室内でびっくりしました。ライアーと合っていてよかったです。 ◆ 小さな星くずがキラキラしているような音色、とてもすてきでした。異空間、味わうことができました。 ●翌日の校内コンサート 翌16日(月)には、4年生以上の子どもたちと教員、希望保護者のために、1時間の演奏がありました。 プロの演奏をこれほど間近で聞ける子どもたちは、なんて幸せなんでしょう! そして、4年生は、ジョンさんと原口先生のライアー伴奏で、木笛で『うさぎ』を演奏しました。 この日を心待ちに、木笛をうちで一生懸命練習していた子もいたそうです。ジョンさんとの共演……緊張ぎみかと思いきや、なんと堂々とした4年生の姿! 演奏を聞いている他の子どもたちの後ろ姿も、真剣に耳を傾けているのがよくわかり、赤ちゃんはこういう聞き方をするけれど、こんなに大きくなってもこんなふうに全身で聞けることは、すごいなあと思わずにはいられませんでした。それは、日頃、守られた空間の中で、静けさを大事にしているからこそなんだ、と実感できました。 * * * ジュラケースに入れたしずく型のライアーと、トランクひとつで世界中にライアーの響きを届けているジョン・ビリング。まさに、現代のオカロラン。 別れ際、ハーモニクス奏法を教えてもらったけれど、うまくできなかった私に、「練習してね!」と。 ジョンさんと今度会うときには、もっと成長した自分でいるために、「はい。練習します!本気で!」 (5年保護者・ライアーの会 佐々木あけみ)

地域オリエンテーリング&防災炊き出し訓練

2015年11月13日

学園を支える活動グループ「地域交流会」と「安全の会」による共同企画「地域オリエンテーリング&防災訓練」が10月31日に開催されました。 「有事の時に帰宅困難になった子どもたちを学校付近の家庭が預かることになるかもしれないね。」「でも、親同士が繋がっていないと、預ける側も預かる側も不安」「子どもたちにも何かあったら助けを求められる場所を知っておいて貰えるといいね。」という地域交流会のミーティングで交わされた会話から誕生した『防災オリエンテーリング』。 当日は年少さんから六年生までの子どもが21名、大人が20名と多数の親子が参加しました。 チームに分かれ、高学年のリーダーを中心に訪問先への行き方が書いてある文章を頼りに進んで行きます。目印のにじみ絵の札が下がったお宅にたどり着くと、お家の方がパズル(4年生女子作)のピースと、次への行き方が書いてある紙を手渡ししてくれる。という要領です。 「地図をどうしようか」「まだ習ってない学年の子どももいるしね」と悩んだ挙げ句の苦肉の策でしたが、子どもたちは『1一1(号棟)をさがせ』の指示に、「1ひく1があった」「1ひく1は零だよ」などと楽しみながら歩いていました。 が、折しも当日はハロウィンの日。「訪問したのにお菓子をもらえなくてがっかりするかも」と心配もしましたが、さすがは学園の子どもたち、何かを貰えるからやるのではなく、やることそのものに喜びを見いだしており、私の心配は杞憂に終わったのでした。 五階にお住まいの方が多いエリアでは「気をつけて行っておいで。」とくたびれて一階で休んでいた(泣)大人とは対象的に、予定よりも30分も早くゴールし、さらに鬼ごっこで遊ぶ子どもたちの姿は眩しかったです。 その後、安全の会とのコラボの炊き出し訓練を行い、その傍らではお父さん方による、物干し竿にシャツを通して作った担架運びや火おこしなども行われました。子どもたちは自分たちで握ったおにぎりを頬張り、お父さんたちの手さばきを固唾をのんで眺め、担架にのせてもらい、そして、最後には恒例の鬼ごっこ。 少し肌寒い日ではありましたが、あたたかいスープや炊きたてのご飯。そして、何より、そこに集った親子の生き生きとした交流に、心がポカポカと温まった時間となりました。地域交流会としても、これを一つのステップとして、今後を考える貴重な機会となりました。 (4,6年保護者 地域交流会 黒野美香)

10周年を祝う会

2015年10月30日

10月17日、青葉公会堂にて横浜シュタイナー学園の「10周年を祝う会」が開かれました。懐かしい方々をお招きし学園の成長を共に祝い、在校生と共に楽しいひと時を過ごすことができました。ロビーでは10周年記念Tシャツやタオルも販売注文を受け、お祝いの花も美しく客人でにぎわっていました。10月半ばと言うことで、学園祭を始め、他の行事と重なることも多く、参加できない方も多くおられましたが祝福のことばをたくさん頂きました。ここまで支えてくださった皆様、今を支えておられる方々本当にありがとうございます。 ゴングの響きで静まった会場はオイリュトミーで幕が開きました。八木重吉の詩で始まり、バッハのヴァイオリン、メンデルスゾーンが続きました。学園の外からもオイリュトミストが参加して動いてくださいました。古き良き友人である建築家・村山雄一さんからの祝福、子どもたちの発表、おやじの会の大喜利、教員による学校設立の頃の劇と運営委員との歌、ライアーの演奏、最後は定礎のことば、ハレルヤで締めくくりました。途中、会場のお客さまから「挨拶リレー」でお祝いの言葉をいただき、司会からのクイズも入り、2時間ほどで幕を閉じました。 春にはAWTCがあり、当初「10周年まで祝えるだろうか?」と危ぶむ声も、ありましたが、楽しく祝うことで過去も未来もつながったような気がします。 10周年を祝うことによって私は100年先が見えてくるとよいと感じています。次の10年では短すぎる、今いる人が皆いなくなっても、本当に善きものが続いて行くように、失敗も多く、未熟ではあっても、それをも肯定し、理想を持ち続け、未来へかっきりと向かい合っていきたいと思います。 (オイリュトミー専科教員 隅田みどり) ※「10周年を祝う会」の詳しい内容は、10月27日発行ニューズレターに掲載されています(学園HPでも近日中に掲載予定)。 ぜひご覧ください。 (広報の会)

秋の一コマ

2015年10月23日

学園の目の前は桜並木。春には満開の桜のトンネルとなり、新緑が美しい夏には心地よい木陰をつくってくれます。 そして秋がやってきて、赤や黄に色を変えた葉は、季節が進むごとに歩道の上に散り積もります。 霧が丘校舎では、3〜5年生の子どもたちが毎朝落ち葉掃きをします。9月に初めて任された3年生は、ちょっと誇らしげな表情でした。10月担当の4年生はもう慣れた様子で仕事を進めます。落ち葉の量が多くなる11月はすっかり体も大きくなった5年生の出番です。 子どもたちは、朝教室で担任の先生と挨拶をしてから、箒やちりとりを手に表に出てきます。時には箒にまたがって…ということもなきにしもあらず(!?)ですが、みんな張り切って、楽しそうに掃除をしてくれます。 校舎の前をさっぱりと掃き清めた後、授業に向かう子どもたちは清々しい気持ちでしょうか。 毎年くり返される学園の秋の風景です。 (広報の会 中島美穂)

10/31(土)開催!学園周辺ぐるっと探訪会

2015年10月16日

幹線道路沿いにある学園ですが、地域には緑豊かな遊歩道が縦横に走り、 近くには横浜屈指の広大な里山「新治市民の森」が広がっています。 もう1ヵ月も前、9月上旬のことになりますが、気持ちの良い陽気に誘われて、 里山を散策してきました。 学園から5分も歩けば、森の入口です。 新治市民の森は、神奈川県内では箱根、丹沢に継ぐ生物多様性豊かな緑地帯といわれているそうです。 毎週日曜日には愛護会の方による出店もあり、見事な木工品の数々が並びます。 新治市民の森は、その名の通り市民による保全活動が盛んで、人の手が入りながら自然環境が保たれている里山として注目されています。 森を抜けると田んぼが広がっています。 地域のNPOなどによって稲作も行なわれており、毎年学園の3年生は田んぼの一角をお借りして稲作体験をしています。 この日はまだ稲刈り前で、実った稲穂を案山子が守っていました。もしかしたら今頃は、刈られた稲がはさ架けされているような風景が見られるかもしれません。 交通の便も良く利便性の高い立地でありながら、こんなにのどかな風景が臨めるのは、子どもたちにとっても幸せなことだと感じます。 にいはる里山交流センターに到着すると、脇の畑には一面にコスモスが咲いていました。 10月も下旬にさしかかろうという今では、もっと木々の色も変って、秋の風景を楽しませてくれることと思います。 季節の移ろいを感じられる豊かな里山を一緒に歩いてみませんか? 10/31(土)、学園周辺の環境を感じていただける探訪会が開催されます。 森を愛する事務局長の名ガイド(!?)で楽しくご案内しますよ。 散策にはもってこいのシーズンです。お弁当を持ってでかけましょう! 「学園周辺ぐるっと探訪会」の詳細は、HPをご覧ください。 https://yokohama-steiner.jp/1031(土)学園周辺ぐるっと探訪会/ (広報の会 中島美穂)

校内研修「教師と保護者で考える 子どもの健康なくらし」

2015年10月9日

9月12日(土)午前中、保護者にシュタイナー教育の学びを深めてもらうことを目的として年に2回行っている校内研修の第2回目が行われました。テーマは第1回目からの継続で「教師と保護者で考える 子どもの健康なくらし その2」でした。 前回はメディア機器、「テレビ」「パソコン」「携帯電話及びスマートフォン」について10のグループに分かれてそれぞれが劇仕立てで自分たちの考えるところを表現しました。今回は入場の際に前回参加した方々に同じグループで集まっていただき、そこに今回初参加の方々が何人ずつか加わる形で7グループに分かれました。最初は前回の各グループでどんな内容の劇を考えたのかを紹介していただきました。それから今回の7グループに上記の3つのアイテムについて「問い」を考えてもらい、その「問い」に対する「解決策」を話し合ってもらいました。そして最後は全員でそれぞれの話し合いの共有をし、意見を出し合いました。 最後の話し合いでは高学年の保護者から「この教育の方法で子どもを育てたいと願いつつも100%それを実行することは難しく、最終的には各家庭の状況で祖父母などとの関係を円満に保ちながら子どもの健康を最大限守る措置を保護者の責任で行うしかない。」という意見が出されました。また、「大人が学校に対して裏表を使い分けるような態度を子どもに見せてはいけない。」や「現代は誰もが何についてもすぐに答えを知りたいと思い、分からないままにしておけない時代になっている。」という意見もありました。提出してくださった感想の中には「自分の生活を振り返る機会になった。反省し理解し実行したい。」「他の学年の保護者の本音の話が聞けてとても良かった。大人のこういう真摯な話し合いが子どもたちに伝わることを願っている。」「子どもの成長について改めて考える機会になった。」「何が、何故大切なのかを自分自身が考えて行動することが何よりも子どもたちに良い影響を与えるのだと再確認した。」などがありました。 大きな感動を伴って一段一段階段を上るようにシュタイナー教育は進んでいきます。その子が今どの段階なのかは教師も保護者も子ども一人一人を見つめてよく考えなくてはいけません。忙しい毎日の中で子どもの教育について迷い、悩み、考え、立ち止りながらも善きものに向かって諦めずに一歩一歩進んで行くことは簡単ではありません。特に教育方針の違う人と意見がぶつかる可能性があると、それを避けるために仕方がないと自分の意見を言うことを諦めるかもしれません。それが親類や友人だったらなおさらでしょう。しかし、そういう大人の心のあり様を子どもたちは見ています。子どもの時には分かりませんがずっと後になって、自分の健康を大人が真剣に守ろうとしたか、諦めたかを子どもは思い出すでしょう。そしてその大人の姿勢を模倣して生きている自分に気づくかもしれません。 子どもの周りにいる大人たち全員が子どもにとって教師です。子どもを育てると同時に私たち大人は自分自身をも育てなければなりません。人間は一生成長することができる存在です。ですからどうぞ考え、悩んで自分たちにとって一番の答えを見つける努力をしてください。そしてそれを教師と共有してください。その子とその子の家庭にとって何が一番良いかを毎日の学校での子どもの様子を見ながら教師はアドバイスできます。同じクラスの子どもでも教師からのアドバイスは違うかもしれません。誰一人として同じ子はいないのですから。 【参考図書】『メディアにむしばまれる子どもたち-小児科医からのメッセージ-』 田澤雄作著 教文館 (1年生担任 神田昌実)

公開講座「1年生になるということ」に参加して

2015年9月25日

夏休み前の7月5日、霧が丘校舎で公開講座「1年生になるということ」を開催しました。「7歳から14歳 シュタイナー教育が目指すもの」というテーマで、この春に卒業した第二期生の担任で、現1年生担任の神田昌実先生が、1年生から9年生までの体験をもとにシュタイナー教育における、“学ぶこと”の素晴らしさをお話しました。 なぜ、7歳になる頃に1年生になるのでしょう? そんな当たり前なことを考えてみたことがありますか? それは永久歯が生えはじめることと深い関係があるのです。 学ぶことを嫌いな子どもはいません。 “子どもたちが必要な時に、必要な内容を与える” だから子どもたちは喉の渇きをいやすように新しい学びを吸収します。 そして大人になってからも「学ぶ」ということに心をときめかせて向かうのです。 そのときめきを失わず持ち続けることができるような人間を、シュタイナー教育は育てています。 当日は、小さなお子さんをお持ちの親御さんなど、多くの方に参加いただきました。 講座に参加した1年生保護者の感想をご紹介します。 “歯が生え変わることで体の基礎ができ、「学ぶ」準備ができる。歯が生え変わることで個性がでてくる”というお話に、感心しました。 1年生の我が娘は、まだ歯が1本も生え変わっていません。 歯が生え変わっている子と比べるとまだ幼い感じがあります。 歯が生え変わる前と後で、これからどう変っていくのか、とても楽しみになりました。 神田先生が言う「学ぶ」ということに心をときめかせていくということ。 これは、大人になってもとても大切なことだなと改めて気づかされました。 (1年生保護者 むらまつ)

開校10周年記念 校舎改修ボランティア工事

2015年9月13日

今年度初めに披露された保護者、関係者有志による「横浜シュタイナー学園開校秘話」の寸劇の中で、ボランティアの手によって校舎が出来た歴史が演じられました。すでに「ボランティア工事」は伝説と化しています。そこで、「伝説のボランティア工事を自らの手で!」を謳い文句に、10周年記念企画の一環として夏休みの8月1日・2日に、最も長く使われてきているオイリュトミー室と1,2年生教室、階段腰壁の壁塗装作業を行いました。予想以上に多くの低学年のお父さん方が駆けつけ、活気溢れる雰囲気と猛烈な暑さの中、色あせていた教室の壁は見違えるほど瑞々しく、美しくなっていきました。また、本作業に先立って7月30日・31日には養生の作業がありましたが、ここでは7年生の有志が6名参加し、楽しそうに手伝ってくれました。開校11年目に新たな「ボランティア工事伝説」が生まれた!と感慨もひとしおです。参加してくださった皆さん、有難うございました。そしてまた来年、再来年と、次々に教室を美しくしていきましょう!以下、参加したお父さん方の感想をご紹介します。 (6年生担任 長井麻美) 学園10周年のボランティア工事に、参加させていただきました。8月1日(土)、8月2日(日)は、1、2年生の教室、オイリュトミー室、階段の壁の、壁塗り作業をさせていただきましたが、水彩の壁塗りは私にとって初めての体験で、特に仕上げ用の水彩塗料の塗り方、延ばし方が結構難しく、二人ペアで行うものでしたが、かなりの集中力で本気モードになっていたと思います。 高学年、中学年のお父さん、お母さん方はもちろん、一年生、二年生の低学年のお父さん、お母さん方も大勢参加されており、みなさんとの交流も深まった様にも思いました。 両日ともに行われた、作業終了後の、「シュワシュワの会」では、「親父たちの、熱いガチ談義」に花が咲いておりました。 「良きものに携わるもの同士は、より良きものに導かれていくものなんだなぁ~!」と、いつものノンアルコールビールのお代わりも、ついついすすみ、感激しきりのひと時でした。 (1・4年 たかの)   修繕の日は、日差しも強く気温も高い2日間でした。朝から脚立を担いで参加者が集まってきました。校内はすでに前日までの作業で養生がされていました。スイッチのプレートや電球やカバーを外したり、窓枠や床をマスキングとシートで覆うのはとても大変な作業だったと思います。そのおかげで塗装はすんなりと進み、予定になかった階段も上から下まで塗ることができました。本当にきちんと下準備をして頂いたおかげです。ありがとうございました。 1日目は全てを白い下地塗料で塗りました。真白になった教室は、普通のマンションの一室みたいになってしまいました。 2日目は色付けです。刷毛で色を拭き上げながらぼかすのですが、思ったより壁に吸い込まれてしまったりして難しいものでした。作業を始めると、白く無機質だった壁のところどころから色が立ち上がってくる感じがして、部屋の空気が暖かくやわらかく変化していきました。何人もで塗っているので、作業している人によって雰囲気の違う壁面になりました。それを最後に1人2人で整えて、それぞれの場所に合ったように落ち着きました。 塗り終えた校舎は10周年の区切りに再び気が満ちた感じがしました。最後は予定になかったエアコンフィルターを洗ったり、雨水マスの周辺の整備やカーテンレールの修繕、取付など作業して、2日間の修繕を終了しました。 (2年 つるが)

恒例、大掃除!

2015年9月4日

1ヵ月以上あった夏休みもあっという間に終わり、9月1日(火)から学園の2学期が始まりました。夏の間に子どもたちの背丈はぐんと伸び、みんなよく日に焼けています。 新学期が始まる前、学園では保護者(高学年では手伝ってくれる子もいます)による大掃除があり、各教室や階段、玄関、広間、トイレもきれいに掃除して、子どもたちが気持ち良く学べる空間を整えます。 高い部分の掃除や重いものを運ぶのにはお父さんたちの力が発揮され、夏休みを経て久しぶりに会ったお母さんたちは床を磨きながらのおしゃべりにも花が咲くようで…保護者間のコミュニケーションの場にもなっています(!?) そして新学期を楽しみに登校してくるであろう子どもたちの姿を思い浮かべ、にんまりしながらピカピカの校舎を後にするのです。 今回の大掃除の日にはいつもと違う光景がありました。やってきた保護者たちがみな校舎の中を見てハッとするのです。どうしてでしょう。 それは…。1,2年生の教室やオイリュトミー室、階段の壁紙が美しく塗り直されていたからです。 実は、夏休みの8月1日(土)2日(日)に、開校10周年記念企画の一環として最も長く使われてきている場所の壁塗装作業が、教員と保護者有志で行なわれたのです。 開校時の「伝説のボランティア工事」を彷彿とさせるその日の様子は、次回がくえんにっしでお伝えします! (広報 なかじま)

2015年度月例祭

2015年7月24日

学園の一学期が終わり、夏休みになりました。 いつもは賑やかな校舎もしんと静かです。 7月18日(土)、一学期最後の行事「月例祭」を行ないました。 4月に入学してきた1年生も担任の先生と共にみんなの前に立ち(それはそれは可愛らしい姿でした)、上級生たちは日頃の学びを披露してくれました。 子どもたちの成長を目の当たりにし、嬉しくなった夏の1日でした。 (広報の会 なかじま)